廃墟


米空軍横田基地所属府中トロポ(アメリカ合衆国空軍府中通信基地)

有名なあの府中通信所、「基地なんだから、地下位はあるだろ?」
そんな疑問から「調査してみよう!」と・・・

その調査の結果・・・やはり地下室や地下坑道まがいなもの(点検坑道・配管坑道)が存在しました。
更に、電算室・通信室・情報記録室を発見することになる。


大きなパラボラアンテナ、書類では7GHzと2.5GHzを使用していると記載があった。
北側に向いているアンテナ、これは仙台に向いていると思われる が定かではない。
ある破棄されたままの文書で確認したが ここは
府中トロポサイトと呼ばれ仙台にも「仙台トロポサイト」が存在するらしい 。
東北方面からのパイロット情報は
「仙台トロポサイト」に入り、アンテナを経由してここへ情報が入ってきたのだろう 。
その情報を近くの横田基地に何らかのルートで通信していたと思われる。
コールサイン表等もあるが流石に掲載できない、現在でも使用中か破棄されたかの判断が付かないためご了承願いたい。

補足:卜ロッポ(tropospheric scatter)
対流圏散乱波のことを言う。対流圏の内部に屈折率の異なる部分ができている時に、
この部分に電波がぶつかっていろいろな方向に乱反射をすることをいう。

対流圏の反射特性を利用した多重(36)チャンネルの超水平線地対地通信システムで
対流圏散乱通信(tropospheric scatter)とよばれる。管轄は横田空軍基地で現在の第374作戦群通信隊である。


まず各種室内や外観などを見ていきましょう。
   
   
   
各種いろいろ見て回りました。

その調査中、各種サイトで拝見したことがあるが、何者かが積み上げたオブジェ?それが以下の写真
「これは凄い。。。」電話があらん角度で装着されている。(どんな取付をしたのだ?よく落ちないものだ)
単に周りの撤去の際、積み上げられただけなのか?一番上部にはエンジンまで載っている・・・
ここは室内、屋根は一部無くその下には左に写る植物が硬いコンクリートを破り根を張り生きていた。

調査中やけに低い建物を発見。 恐らくポンプ室と思われるが。「なんだかトーチカみたいな低さだ・・・」
早速内部を覗いてみると?

下には水が溜まっており、かなり濁っていて気味が悪い・・・
しかも
マネキンの上半身が浮いている・・・ この写真の右側には高さ1メートルくらいの通路(点検用坑道か?)
3方向に 走っている。

その点検坑道の写真が以下の写真になる。

こちらが左側へ進む点検坑道 こちらが右側へ進む点検坑道
(この先左に折れるが真上に別の入口発見)
こちらは正面に進む点検坑道
(この後こちらのルートを進んでみます)
地上から2.5メートル位ですが
念のため酸素マスクを装備し進む。
(微かに風が来るので大丈夫なのだが)

その前に右側に進む点検坑道の左カーブ真上の入口はこのようになっている。
マンホールになっていた(ここは誰かが開けたのだろうか?開いたままであった)

入ってみると・・・
このようになっている。

以上を見ていただけるとお分かりだろうが足元がしっかりしているのは正面への坑道である。

それでは正面坑道を進んでみよう。
進んでる最中ずっと同じ光景ではあった。更に進んでくと、このような場所に出れる。
ここは 今まで通ってきた坑道とは違い広く、腰が伸ばせる。300メートル以上進んだがこのせいで腰が痛い。
(つい最近、運転のしすぎか?腰が痛くまた悪化するのではないかと思った)
右側に扉がありそこを開けてみた。

すると・・・

このような出口に出ることになる。
かなり長く暗い坑道のお陰で、マジビビッています。ほんとに チキンになってきたとこでした。

そして出たところは???

 

「 ん?焼却炉か?」ボイラーも併設されていることもあり、暖房用として 使用されていたものだ。
(後にこの上が宿舎とわかる、しかも各部屋オイル式の暖房器具が備えてあるので、やはりその為の物であろう。)

ここで先に進む為、出口を探す、すると・・・

 

「ド、ドアノブねーじゃん・・・まずい隔離か?」

まぁ、戻れば良いのだが。
しかしまた300メートル級を戻るのには、流石に圧迫感、焦り、恐怖で倒れそうだ。

しかしご安心を、真後ろに扉がありました
「でもこれで扉の先に物があり脱出できなければ最悪だ!!」

まさにこの状態 ホラーアクションゲーム!!

バーチャルシュミレーションではない、ましてやコントローラーなんかも持ってない
マジに
実戦!!

しかし何のこと無い、あっさり開きました♪


しかしちょっと「ゾッと した・・・」
もし
ノブの上の部分に鍵 でもかかっていたら・・・」
扉から先、階段を登ると。このような場所に出れる。
写真の場所を降りると、先ほどの扉と更にボイラー室になる。

真上の施設はこのような宿舎、ほぼ全室このような室内である
ドアノブの取れたあの扉。
焦りで考えなかったがどこに通じているか調べてみよう・・・


この宿舎の1階館内からさらに地下室へ降りる階段を発見。
それが以下の写真になる。
看板にDENGERと書いてあるように、違った意味で この場所はDENGERかも・・・。
消火器2本がある、錆びてはいないが、 何かの衝撃や拍子でクレイモアのごとく鉄球を浴びるのではなく、
Sマインのように飛び上がり、消火器の取っ手を浴びてしまう。高圧タンクの類は注意が必要。

慎重に降りてみる。すると???

なにかの倉庫にでる、朽ち果てたトランクや木箱が散乱している。
しかも タイヤまで転がっている。その先に見えるだろうか?扉がある、ドアノブが取れた状況と位置的に、
ここと繋がっていたのであろう。


2階に上がり記念に写真を一枚

草や、蔦等の植物に覆われ見事に自然と人工物の融合
これは自然の芸術ではないか、是非このまま残ることを祈っていた。

それではここを離れ自家発電施設に行ってみよう。

かなり大きなエンジンと制御版がある。


「USAF」US Air Force の表記やはり空軍基地である。

そしてこれがアンテナ真下からの撮影

それではこれからこの施設の最重要機密区域(当時)に向かう。

扉には

すさまじく仰々しい事が書いてある、ここがもっとも重要な施設であることを訴えている。

立入禁止区域
在日米合衆国軍隊―米合衆国空軍基地
米空軍基地司令官の許可無く此の区域に立入ることは法律違反である。
此の施設に居る間は、すべての人は身体及び所持品の捜索を受けるかもしれない。
不法な立入りは日本国法律によって罰せられる。

と記載してある。(かもしれない。)って。。。



この扉の奥には???


各部屋にに錆び一つない今でもすぐに動きそうな記録装置がある。ハードディスクではなさそう
ある意味見た目では良くなさそうな物質を使ってそうな感じである、中央に写る物 核の容器の様
取り外しができしかも取っ手が付いている、頑丈なアクリル板で封印されている。



窓を見て分かると思うがすべての窓には牢屋のごとく 鉄格子で囲まれている。機密区域をヒシヒシと感じる。

MDF室の様に通信関連で使う機器が備えてある。もちろん配線等も。。。
 
左の写真に写る工具類、「まだ綺麗に残ってるんだ・・・」と感心して近づくと?

 

「ん?んん?  ・・・

 


写真で見るとまさに工具でしょう?しかしこれはビックリ
なんとマジックで書いてあるのです。
「ここの人マメで神経質だったのね」と 。
まぁ重要な施設のメンテナンス、絶対に無くなってはいけないものですから
整理整頓は厳守でしょう。

 
ここが情報処理室と思われる。無線機類はもちろん無いが、
「比較的重要ではないのか?」
そのような書類が落ちている。まぁ、今となっては問題になるレベルの物ではないが・・・。
「今の電波技術じゃここは必要ない。AWACS 1機がここ以上の働きを見せる今は。。。」
そして右の写真がもう一つの通信所をほのめかしてくれたはがき
「府中トロポサイト」はここだが驚くことに「仙台トロポサイト」が差出人・・・


仙台にも存在する?このような廃墟なのか?それとも現在も現役なのか?

これでこの調査を終了する。(重要な書類は申し訳ないが写してこなかった)