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米軍、「サイバーテロとの戦い」に対応する新組織設置へ

  • 2009年05月31日 11:55 発信地:ワシントンD.C./米国
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米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホワイトハウス(White House)で、サイバー攻撃に対する防衛力を強化する方針発表するバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領(2009年5月29日撮影)。(c)AFP/Mandel NGAN

【5月31日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は29日、サイバーテロ攻撃に対する米国の防衛力を強化する方針を示し、米軍は初の「サイバー司令部(cyber command)」の設置に向けて動き始めた。

 米国防総省(Pentagon)関係者はAFPに対し、ロバート・ゲーツ(Robert Gates)国防長官が近日中に、大将が統括するサイバー司令部について正式な提案をする予定だと述べた。

 中国やロシアなどからのサイバー・スパイ行為を頻繁に受けている米国では、サイバーテロに対する懸念が高まっている。米政府当局者によると、中国は精巧なサイバー戦争プログラムを作り上げており、米国やそのほかの国のコンピューターシステムに中国から行われたとみられる侵入行為が多発しているという。

 国防総省関係者によると、サイバー司令部の活動は米国のコンピューターネットワークの安全確保が中心だが、米国の国益と「サイバースペースにおける行動の自由」を守るために必要な攻撃力を持つことも目指すという。

 米国のサイバー戦力の詳細は秘密のベールに覆われているが、コンピューターシステムへの侵入行為やアクセス妨害などの技術開発も行うとみられる。(c)AFP/Dan De Luce

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