わいこねくしょん

駅前にあるカフェ

静かな店内

雰囲気に合った心地よい音楽

正面に座っている見慣れた彼、しんちゃん

彼はストローをくわえたまま

アイスコーヒーのグラスに目を落としている

私はふと思う

一体これまでに何回彼がアイスコーヒーを飲んでいる姿を見てきたのだろうか、と

そんなどうでもいいことを考えてしまう自分をもう一人の自分が笑う

緩やかに穏やかに流れる愛おしい時間だ

アイスコーヒーを飲み終えた彼は顔をあげ、まっすぐ私の目を見ながら呼びかける

「やっちゃん」

真面目な表情の彼にドキリとした私は、思わず彼から視線をはずす

そして出来るだけ平然を装いながら答える

「何？」

そんな私の様子などお構いなしの彼は

少し笑みを浮かべながら言った

「ちん●まん●ゲームって知ってる？」

いいえ、知りません

彼曰く

「ちん●まん●ゲーム」というのは

数人で「ちん●」「まん●」と順番に言っていき

最初に笑った人が負けという超絶下らない遊びだ

応用編には「ちん●」「まん●」に加え、「うん●」も入るそうだ

くだらねぇええ！！と思いつつ

二人で早速「ちん●まん●ゲーム」を始めた

始めて３秒で私が

「まん●」と言いながら吹いてしまい敗北

今年で２２歳になりますが

未だに「うん●」「ちん●」「まん●」で爆笑できます

子供の心を忘れないピュアな人だということでまとめましょうか

５位だよ！ありがとう！
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