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政治

「開発局廃止」発言の民主・岡田氏 道内選出議員が自重要請 (05/30 07:52)

 民主党北海道と同党の北海道選出議員会は二十九日、政権交代後四年以内の開発局廃止を表明した同党の岡田克也幹事長に対し、慎重に対応するよう要望した。労働組合や道内経済界の反発を踏まえ、次期衆院選への影響を懸念したためだ。

 議員会の三井辨雄会長ら道内選出の国会議員七人が国会内で岡田氏と会談。開発局廃止への慎重論が強い道内事情を説明し「分権は推進するが、年限を切ったような話をされると地元では違う感覚で受け止められる。誤解のないようにお願いしたい」と要望した。

 岡田氏は「財源などの移譲を前提としており、今すぐの話ではない。お金を減らし、地域経済に影響を与えるような話ではない」と述べ、発言の趣旨に理解を求めた。これに関し、鳩山由紀夫代表も記者団に「一方的に開発局はいらないみたいな発想ではない。地域主権の考え方で、国と地域の役割を見直さなければならず、時間がかかる」と説明。岡田氏の発言については「多少言葉足らず、舌足らずだった」と釈明した。

 岡田氏は二十六日の北海道新聞のインタビューに対し、国の出先機関を原則廃止する党方針について「開発局こそ廃止だ」と明言。廃止時期については「(衆院議員の)四年任期の間にはやる」との考えを示していた。

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