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性犯罪:発生件数トップはソウル市冠岳区(上)

 過去3年間(2006-08年)における、全国239カ所の警察署別性犯罪発生状況を調べたところ、冠岳区や九老区といったソウル市をはじめ、忠清南道天安市、仁川市富平区、富川市中部など首都圏周辺で事件が多発していることが分かった。

 これは本紙が20日、ハンナラ党のアン・ヒョンファン議員を通じて入手した資料を分析したもの。同資料で集計されている性犯罪は、性的暴行のほかに刑法や性的暴力特別法、青少年保護法などで規定されているすべての性犯罪が含まれている。

◆ソウル、首都圏周辺が危険

 発生件数が最も多かったのはソウル・冠岳警察署の管轄地域で808件だった。次いで天安市が737件、仁川市富平区655件、ソウル市九老区654件、富川市中部633件、清州市興徳区595件、ソウル市松坡区585件の順だった。これらの地域はソウル副都心または周辺ということもあり流動人口が多く、歓楽街が発展している。

 過去3年間に400件以上の性犯罪が発生した地域には江南区541件、永登浦区521件、瑞草区512件、銅雀区511件、江西区474件と、ソウル地域の相当数が含まれている。

 また仁川市南部518件、南洞区435件、釜山市釜山鎭区504件、海雲台区444件、蔚山市南部466件、京畿道安山市タンウォン区473件、高陽市457件、水原市中部453件、竜仁市446件、始興市443件、高陽市一山区433件、富川市南部408件、慶尚南道昌原市452件、馬山市421件、済州道東部433件と、大都市や首都圏周辺、主要都市の海岸地域でも事件が頻発している。

 東国大警察行政学科のクァク・デギョン教授は、「性犯罪が頻発する警察署の管轄地域では一般犯罪も多い」と指摘した。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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