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インタビュー
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excite 同感です(笑)。進めて下さい!
川西幸一

じゃあ進めますけども、阿部君はその後、(奥田)民生君とフーゴル(ゴルフ)やった時にまた話をしたんですよ。それで段々と。

excite つまり阿部君がキーマンってこと?
川西幸一

そう、キーマン。

奥田民生

リーダーですよ、もう。

川西幸一

唯一のA型ですから。

阿部義晴 血液型は関係ねーだろ(笑)。まぁ、もっとさかのぼるとその前にMAGUMI(レピッシュ)と九州で会ったんですよ。
手島いさむ

それが大きかったんでしょ?

阿部義晴 そうだね。MAGUMI君がレピッシュでツアーを回ってて、その時、たまたま自分も別の仕事で九州へ行ってたんで、夜合流したんですよ。で、「どうなの?」みたいな話をしてたら、あのMAGUMI君がマジメな話をするわけです。そんな話をしてるうちに「ところで、オタク等はどーするの?」みたいな話題になって、「って言ってもねぇ、誰が言い出すわけ?俺はなかなか出来ない」って話をしてたんです。でも、メンバーには個々に時々会ってたりもしてましたから、結局、言い出してましたね。
手島いさむ

それでまずは民生のとこに話がいったんだよね?

奥田民生

いったっていうか…まぁ…で、了解しました。でね、最初、テッシー(手島)には内緒にしようって言って。

全員

アッハッハッハッ!

手島いさむ

俺はもう、何も知らされずに。今も良く分からないっていう。

奥田民生

今も内緒のことが30個くらいあるんです。ギャラが実は一番安いですから。

EBI

サポート(笑)?

川西幸一

手島来た時にはレコーディングもう終わってましたからね(笑)。ま、それは冗談ですけど、まず5人で話さないとそういうことにもならないだろうからって、事務所のナンバー2にスケジュール調整してもらって昨年の1月に“シャンブル”という店で、5人が揃っての新年会が開かれたんです。そこで「やる?どう?」って話になったんだよね。

奥田民生

したら、テッシーが「イヤだ!」って言ってね。

阿部義晴

「イヤイヤイヤイヤぁー!」って。

川西幸一

駄々をこねた(笑)。

奥田民生

EBIは知ってたのかしらんけど、こねなかったね、駄々は(笑)。

EBI

いやいやいや(笑)、そこで聞いたのが初めてですよ。でも前に阿部が「新しいこと、やりたいね」みたいなことをチラッと言ってたんで。

川西幸一

耳元で?

阿部義晴

それ覚えてないんですよね。独り言かなんか言ってたのかな(笑)。

手島いさむ

そういうわけで僕は完全に後乗りなんですよ(笑)。でも話がどんどん進んでいく感じだったから、後乗りでも…。

奥田民生

後乗せサクサクでも?

手島いさむ

もう、後乗せサクサクですよ!

川西幸一

でね、そこから、じゃあとりあえず曲を作ってみようってことになったわけです。

excite

長かった(笑)。ここからようやくアルバム制作の話ですね。

奥田民生

一応作る時にお題が出たんだよ。俺は(「大迷惑」を文字って)“ギザ迷惑”を作れって言われて、手島は「自転車泥棒」に続く“自動車泥棒”で…。

手島いさむ

一応作ったんだよ、俺は。真に受けて。

奥田民生

それで、川西さんは(「ロック幸せ」を文字って)“ロックしわ寄せ”だっけ?それを作れと。阿部は?

阿部義晴 俺は特になかったね。
EBI

俺もないなぁ。

奥田民生

えぇっ?EBIもなかったのかい?何で3人だけあったんだ(笑)。

手島いさむ

まぁとにかく、DVDで民生も言ってたように、曲を書いてみたら分かるんですよと。やっぱり音楽家は音楽やらないとって話で、何か作ろうってことになった。

川西幸一

ただ、リリースとかツアーやるとかって計画は全くそこにはなくて、とにかくやってみようよと。

excite 曲出しをしてみたら自然と当時の感覚が戻ってきたりしました?
川西幸一

それはもう、飲んだ初日からそれぞれの立ち位置が戻ってたような気がしないでもないですけどね。

阿部義晴

川西君は手島君と、ホント10何年振りにそこで会ったんだよね?

手島いさむ

いや、イベントとかでたまに会ってたんだよ。

川西幸一

EBIの方がね、会ってなかった。風の噂では、僕が行ったライヴハウスとかで「先週EBIさん来られましたよ」とか、話だけは聞いてたんですけどね。

excite

でも会えばいつも通りだったわけですね(笑)。その曲出しでは何曲くらい候補曲が上がったんですか?

EBI

その時はね、確か20〜30はあったと思います。ま、川西さんが半分書いてますけど。

川西幸一

ハンパなのばっかりね。

奥田民生

デジタリーなサウンドでね。ラップありのアメリカンありの…。

川西幸一

節操がない。

奥田民生

しかも歌が全部、布団にくるまってボソボソ、みたいな声なんですよ。もうちょっとデカイ声で入れられんのかい(笑)。

川西幸一

近所迷惑じゃないですか。

EBI

でも昔からそうだったよね。

手島いさむ

パソコンのちっちゃいマイクに向かって歌ってたのかなぁとか、画を思い浮かべますよね。

川西幸一

そうそう。もうねぇ、色んなもの(オプションで)付けるのが面倒くさいの。マイクも内蔵で良いの!

excite

で、そこからどんなふうに収録曲をセレクトしていったのかな?

手島いさむ

流れですね。

奥田民生

特に基準とかもないしね。

川西幸一

EBIの、「早く人間になりたい」…じゃないや(笑)、「AUTUMN LEAVES」からやろうっていうのは決まってましたけどね。

奥田民生

「AUTUMN LEAVES」をやろうって言いながら、(デモがボーカルとベースだけだったから)楽器弾く気はサラサラなかったんだけど。

川西幸一

「一人でやっとけや」って(笑)。

奥田民生

復活しといて、スタジオにいたのはホントにEBIだけだった。なので、さすがに1曲目はそれじゃなかったです。士気に関わるからね。

川西幸一

結局「HELLO」からレコーディングに入りました。別にそこの時点で「15曲決めて録るぞ」っていうことではなくて、途中で「で、いつまでやるの?」って話になるんですけど。

excite

結構、長い間録ってたんでしたよね。

奥田民生

間に中抜けしてるから、実際はそんなでもないけどね。川西君が色々他の予定があったりして。ま、おかげで休めた。

excite

それにしても、ユニコーンファンの期待を裏切らない15曲というか、実に当時の5人らしいものも残しつつ、当然進化もしていて、とにかく“らしい”作品になってるなと感じたんですが。

奥田民生

まぁ、全然違うものも作ろうと思えば作れますしね、どうにでも出来るんですけど、やっぱり「さしあたってやってみよう」っていうようなノリがあるんで、そういうやり方は前と一緒だし、だからこういう感じになってるんじゃないですか。別に、テクノバンドになろうと思えばなれるからね。

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