廃屋譚WEB
since 2002.4.12

信長の野望

信玄の野望 999日で天下統一
謙信の野望 3年1ヶ月で天下統一
信長の野望【革新】天下統一日記
信長の野望「天下創世」プレイ記
信長の野望「嵐世紀」プレイ記

三国志
三国志IX統一日誌

プロ野球チームをつくろう!
戦いの記録

実況パワフルプロ野球
■架空戦記BB2004:9
2003架空戦記だいちゃんす
2003架空戦記ファイティー総合成績
1998年〜2001年のパワプロ日記

いろいろテキスト
「遅刻する食パン少女」まとめ
闘士ゴーディアン研究
燃える漢字ドリル
子どもとセックスと法
過去の備忘録
はてなアンテナ兼リンク





原画を担当したNorth WindがPS2に移植されました。
▽North Wind ノース・ウィンド ~永遠の約束~



■サントラも発売されています。
▽North Wind Complete Tracks

Manackさんの音楽がすばらしいのです。


■さらに原画集みたいなのも出ていたりして。
ぼくのはともかく、とりしもさんの絵は楽しいですよ〜


■しとねさんの単行本もご贔屓に。
▽弩月万罪TYPE-MOONゲームコミック作品集

▽CYNTHIA THE MISSION (1)





■お仕事情報
 ▽原画担当の『姫さはプリンセス』が6/19に発売です
  もうマスターアップしたので、プレス工場が爆発したり運送トラックが高速道路から落ちたりしない限り、出ます。
 ▽「ぜったい☆絶対領域」に出演しました?
 ▽『PC-Angel』誌でめがねコラム連載中です。




■TBS誤報、ソフ倫声明のソース
 5/29の15:08に、LOVERSOULの事務所に「TBS報道は事実無根」という内容のFAXが届いています。全文をスキャンまですることはないかと思いますが、署名入りの上に発送元FAX番号もあっているので、誰かの偽造ってことはないでしょう。
 ただ、今回はTBSが先走っただけとはいえ、規制強化の動き自体が弱まっているわけではありません。油断せずに、確実に情報を集め、適切な方策を立てていくよう、慌てず騒がず冷静に考える時間帯のように思います。とりあえずは来週の情報収集が重要ですね…(5/30)

■安易な規制強化に対し、廃屋譚は断固反対します。
 一部報道で、陵辱系ゲームの絶滅を自主規制団体が決定した、と聞きました。事実関係はこれから確認しますが、本当だとしたら大変なことです。誤報であることを信じたいところですが、状況は予断を許さないかもしれません。(同日15:30追記■ソフ倫から公式な声明があり、誤報が確定しました。TBSの報道内容は事実無根です。TBSは早急に訂正と謝罪をするべきです。)
 ぼくもソフ倫に加盟しているブランドで絵を描いているので、噂はちらほら聞こえてきます。守秘義務があるのでその内容は言いませんが、正確なことは来週中には把握できると思います。状況を正確に把握した上で、現実的な問題は現実的に考え、行動して行ければと思います。
 現実的な問題は現実的にきちんとやるとして、それとは別に思想的な問題も明らかにしておく必要があるように思います。明らかにすべき一つは、「レイプ」というテーマに関して、この問題が持つ「近代の抑圧」という性格です。M・フーコー理論の射程内の話になります。もう一つは「オナニー」というテーマに関して、逆説的ですが、「近代原理の拡大」による反抗の議論です。具体的には「オナニーの権利」の確認がいまこそ痛切になっているという主張です。

▼「レイプ」について−近代の抑圧性
 こんなものは、M・フーコー『監獄の誕生』『性の歴史T 知への意志』を読めばいいだけの話ではありますが。よく人々が言うように、権力は「性」を抑圧しようとしているわけではありません。「性」をテコに、権力を作動させようとしているだけです。フーコーが「生-権力」と呼んだ微少権力が目指すものは、「一夫一婦制」なり「核家族」を正当な家族形態とした社会秩序の形成であり、そこを土台とした近代原理(具体的には資本主義)の完遂です。近代原理に貢献しない家族形態は、「異常」と「狂気」のレッテルを貼られ、排除と抑圧と矯正の対象となります。M・フーコーはその具体例として「同性愛」と「ロリコン」を取り上げたわけです。資本主義が成立していなかった時には「同性愛」や「ロリコン」は異常でもなんでもなかったが、近代原理成立以後にそれが「治療」の対象になったと、実証しています。
 じゃあ、レイプは。これも、近代性の問題です。具体的には、前近代の「夜這い」を考えてみればよいでしょう。「夜這い」は前近代においては異常でも違法でもありませんでしたが、近代以後は犯罪です。なにがどうあっても犯罪です。
 いいことか悪いことかに関して言えば、現代では「夜這い」は悪いことに決まっているのですが、その価値観が「歴史的に形成された」ものであり、「普遍性」を持っていない「近代に固有の価値観」であることは、まず認識するべきです。
 今回の一連の流れは、まず近代の問題として議論を尽くすことのできる対象です。

▼オナニーについて−独身男性の権利
 かつて、女性に人権はありませんでした。さらに遡れば、貧乏人には人権がありませんでした。さらに遡れば、奴隷に人権はありませんでした。人間は、徐々に人権の範囲を拡大しようとしてきています。今では、クジラにも人権を認めようと主張する馬鹿野郎どもも存在するくらいです。
 その中で、いま最も人権が侵害されている弱者は誰でしょうか? 独身男性です。そして独身女性です。独身者は、最も酷い目に遭っています。なぜなら、近代社会は「一夫一婦制」を正当な家族形態として認め、それを基盤に成立しており、そこからはみ出す「異常」な者に対しては何らかの形で制裁を加えるような仕組みになっているからです。この制裁は、「近代」になってから作られた社会構造全般に、根底から行き渡っています。経済にも、政治にも、教育にも、全てに行き渡る近代原理です。
 だから今、まさに独身男性たちから「オナニーのネタ」が一つ、奪われようとしているわけです。「正常」を自称する多数の強者によって、「異常」のレッテルを貼られた弱者(男性独身者)のオナニー権が侵害されているわけです。これが民主主義の暴力という奴です。
 「人権」の本来の意味は、「どんなに民主主義的な手続きを経て多数になったとしても、その力で少数者を絶対に抑圧してはならないことのリスト」です。だから、どんなに民主主義的に正しい手続きを経て多数者の立場になったとしても、少数者の生命を奪ったり財産を奪ったりすることは許されないわけです。じゃあ、民主主義的に正しい手続きを踏んで多数になった偉い偉いお前たちではありますが、少数で弱者で日陰者である我々の「オナニーのネタ」を奪っちゃうことに何か「人権」的な問題はないんですか?
 私たちは少数で弱者で日陰者で、政治的にも経済的にも毎日痛めつけられ続けているんですから、オナニーくらい、自由にさせてください。

▼この問題に言及している人へのコメント
転叫院ブログ:「人権」という近代性のタテマエなんてものはどうでもいいので、そのタテマエを前提から破壊するポストモダン的な議論か、そのタテマエを逆手に取る運動論を期待します。この問題は、独身男性に対するテロだと認識するべき何かかも知れないんですよ?
(2009/5/29=本来なら姫プリ発売日だった日)


■東京新聞が、児ポ法に関して正当な見解を示す
 2008年11月4日付の東京新聞朝刊、「こちら特報部」に、児童ポルノ禁止法案に関する記事が掲載されました。ぼくは東京新聞を購読していて、中身も精読しましたが、まっとうな記事でした。
 東京新聞は今年3/12付の朝刊「こちら特報部」でも児ポ法について扱いましたが、こっちは最悪な記事でした。憲法のなんたるかをまったく理解していない内容で、唖然としたので、3/12の雑記で批判を加えました。
 およそ半年後の記事は、憲法について正しい理解を示していて、安心しました。みなもと太郎氏や山口貴士弁護士など、取材すべき人にきちんと話を聞いていて、論点がしっかりと押さえてあります。児ポ法に関して再度おかしな記事を載せたら購読をやめようと思っていましたが、安心してこれからも東京新聞を買います。(2008/11/5)

■中里十氏がデビューしました
『どろぼうの名人(ガガガ文庫)』中里十氏がデビューしました。
 中里氏はLOVERSOULでシステム構築をずっとしているエンジニアですが、文才もあったんですねー。
 内容はこれから買うので解らないけれども、本人からは「百合以外にないじゃないですか」とは聞いてます。まあ、そりゃそうか。メガネ分は一切ないとも聞いていて、こちらは残念。

■母親による子殺しは、現在より昔のほうが多いことについて
 母親が自分の子供を殺すことについて、現在のほうが昔より件数が多いと勘違いしている馬鹿野郎があまりにも多いので、閉口する。日本は、昔のほうが、母親が実子を殺していた。圧倒的に多数。
 ネットでも「昭和8年、全村に広がる嬰児殺しの戦慄」なんて記事が読めるわけだが、高度成長前までは「マビキ」という慣行が日本全国に存在していた。『木枯し紋次郎』なんか見ても解ることなのに。
 母親の実子殺しについて語るときは、少なくともこれくらいは読んでからにした方がいいと思うなぁ。うかつな奴が多すぎる。「母性の喪失」とか、ほんと、バカを言うにも程があるよ。(9/22)

■野球をする女の子・メモ
 女子野球ワールドカップで、日本女子が悲願の初優勝を手にした。おめでとう! 仕事が忙しくて見に行けなかったけど、観客10000人も入ってたんですね。
▼関連記事
日本女子野球協会
マドンナ日本が初世界一/女子野球W杯
女子野球、日本が初の世界一
女子野球W杯:日本、念願の初優勝天カナダを逆転で降す


 ところで、スピリッツで連載している『高校球児ザワさん』を、廃屋譚は熱烈に応援します。だって、女子野球の上に眼鏡なんだもの! 
 生きているうちに、女子選手の甲子園と、女子プロ野球選手を見たいもんだねえ。(9/1)

■野球をする女の子・メモ
 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(空モモ)第25話「がんばれミラクルズ」。1982年放映。
 メガネのママが野球が大好きで、ドコカーズのワールドシリーズ優勝に大喜び。そこでモモも野球をやってみようと草野球チームに行ってみるが、女の子には野球が無理だと笑われる。そこに颯爽と登場したサキという女の子が凄い実力で、「女にだって野球くらいできるのよ」とコテンパンに草野球チームをやっつける。サキに野球を教えてもらおうとモモがついていくと、サキは女の子だけの野球チームを持っていた。しかし一人メンバーが足りない。そんなわけでモモが大人に変身してキャッチャーとしてミラクルズに加入。そんなところに優勝記念イベント試合の相手を探していたドコカーズの監督が偶然に通りかかって、ドコカーズ対ミラクルズの試合が実現する。
 試合は、1回表に満塁からモモがフェンス直撃走者一掃の適時打を放ってミラクルズが3点先制。ピッチャーサキは7回まで0点に抑えるが、疲労が見え始めた8回につかまり、逆転されてしまう。だが、9回表にモモの本塁打で再逆転、ミラクルズ5−4のリードで9回裏を迎える。大詰めの9回裏、打球がサキに直撃して負傷、ストライクが入らずに二死満塁のピンチを迎える。最大のピンチでいよいよモモがマウンドへ。バッターは、ドコカーズ最強打者ゴリラ。1球目2球目とあわやホームランの大ファール。そして勝負の3球目、さて……
 ちなみにモモのピッチングフォームは、2球目までが水原勇気。3球目が星飛雄馬。そしてタイトルは明らかに「がんばれベアーズ」(ピッチャーが女の子)を意識している。
 野球好きのメガネママも「女には野球は無理だっていう常識を見事にくつがえした。これからはどんどん女の野球選手が出てくるだろう」と大喜びで、野球を好きな女の子に夢と希望を与えたモモは、見事に宝石をゲットするのだった。
 25話を担当した脚本の土屋斗紀雄は、要チェック。特に土屋が書いたモモ第2話は、永遠に語り継がれるべき圧倒的な大傑作だ。(6/8)


■『恋魂詰』発売中
 新作『LOVERSOULファンディスク恋魂詰』、無事に発売しました。よろしくお願いします。
 かなり忙しくなってしまったので、『プロ野球チームをつくろう!online』からはいったん撤退。(5/24)


過去の備忘録


■web管理人:はいおく high-ox@high-octane.org