2009-05-29 Fri
「ふふふ、どうだ完全に女になった気分は?」退院してきた秋人を見て歩実は満足げに言った。可能な限り大きくしてほしいと歩実が注文を付けた胸はEカップはありそうだ。
「あの・・・・胸が・・・苦しくて・・・。」
秋人は慣れない胸を見下ろしながら言った。立ったままの姿勢では自分の下半身さえ見えない。
「これで、もう男物の服は絶対に着れないな。」
歩実はそう言って秋人の胸を軽くなでた。
「やだっ・・・。」
精巧に作られた乳首に痛みとも違和感とも快感とも取れる感覚を感じ、秋人は歩実の手を払いのけた。
「嫌がり方まで女らしくなったじゃないか。しかし、旦那様に逆らうとはどういう事だ?俺はお前をそんな風に躾けた覚えはないぞ?」
当たり前だ。歩実を育てたのは本当は秋人なのだ。しかし、彼は娘に逆らう事は出来ない立場だった。
「ご・・・ごめんなさい・・・・あなた・・・・。」
「いい子だ。じっとしてるんだぞ。」
歩実はそう言うと、秋人の穿いているチェックのミニスカートを捲り上げた。
「いやっ!・・・」
一瞬手が出そうになった秋人だが、すんでのところで手を止める。
「ほら、自分で持っていろ。」
歩実は秋人に、自らの穿いているスカートの裾を捲ったままの状態で持たせると、今度は彼の穿いている薄い水色のショーツに手を掛けた。
「じゃあ、見せてもらおうか。」
歩実は一気にショーツをずり下げた。秋人はまりの恥ずかしさにも、目を閉じることぐらいしか出来ない。
「ふーん。あの医者、言うだけあってよく出来ているぞ。お前ももう見たのか?」
「いえ・・・恥ずかしくって・・・」
秋人は頬を染める。
「少し不格好だが、膣と尿道口はもちろん、ラビアにクリトリスらしいものまで造ってあるぞ。毛が生えていないからまるで子供の様だがな。」
秋人は笑いながら、指でそっと秋人のクリトリスに触れた。
「あんっ!」
思わず口をついて出た喘ぎ声に秋人自身が驚いた。
「どうだ、女性器に触れられた感触は?まるで頭がしびれるようなんじゃないか?」
秋人は素直に頷いた。
「医者の話によると、お前の性器は本物の女性以上に感じる様に造られたそうだ。金はかかったが、さすがの腕だ。」
「ごめんなさい・・・。」
金がかかったと聞いて秋人は謝ったが、その手術料の大半を山中課長が出してくれた事は言わなかった。
「まあいい、これからお前自身が働いて返すんだからな。」
秋人は数日後から、男時代に働いていた会社にOLとして出勤しなくてはいけない事を思い出し、暗鬱な気分に襲われた。
「それから・・・。」
歩実はニヤリと笑って言った。
「今日は俺がお前を女にしてやる。」
多少の覚悟はしていたが、実際に言われるのは衝撃だった。自分は今晩、実の娘に抱かれるのか。そう考えると秋人の頭はおかしくなりそうだった。
「俺の後に風呂に入ったら、これに着替えてベッドで待っていろ。」
それは歩実が通っている中学の女子制服だった。
「処女を失うにはぴったりの衣装だろ。」
もはや歩実の目はぎらぎらとした若い男の様だった。
2009-05-24 Sun
「ほ、本当に・・・雪平君かね・・・?」空いていた会議室に通されて三人きりの部屋の中、歩実から一通りの説明を受けた山中課長は薄くなった頭皮を撫でながら言った。
「はい、僕は付き添いですが、父が退職願を出したいというので付いてきました。」
恥ずかしさに身を縮める秋人を横目でみながら歩実が言った。
「しかし、なんて格好だ・・・。その下着はなんなのかね。それにしても・・・」
彼は秋人の膝に下ろされたままのショーツをいやらしい目で見た。
「それにしても君がこんなに女装が似合うとは思っていなかったよ。」
彼の目は秋人の足に釘付けだ。それを見取った歩実が言う。
「なかなか可愛い女になったでしょう?しかし痴漢などという反社会的犯罪を犯した社員は退職させなければなりませんよね。」
「していない!」という秋人の叫びを歩実は制した。
「うむ・・・通常はそうなんだが・・・。」
「元通り働かせてもらえるのですか!?」
歩実は的を射たりとばかりに言った。課長が秋人に興味がありそうなのは明白だったからだ。実は歩実は秋人を退職させるつもりでここに来たのではなかった。なんとか彼を働かせないと実質の収入が無くなってしまうからだ。
「まぁ、私の一存では決められんが・・・。」
そう言いながらも彼は言い切った。
「それには、手術をして完全に女性になってもらわんとな。」
「えっ!?」
秋人は驚いた。
「その上で君には女子社員として、再度入社してもらおう。もちろん給与は下がるが、どのみちそんな状態では雇ってくれる会社などあるまい。」
いまだに独身の課長がゲイだとかニューハーフ好きだとかいう噂があった事を秋人はようやく思い出した。
「け、結構です!」
そう言った秋人を下がらせて歩実が話す。
「それでしたらこちらとしても望むところです。明日にでも手術を手配して来月あたりから出社させて頂けますか?」
勝手に話を進める歩実に秋人は取り縋った。
「黙れ!女の癖に俺の命令に逆らうつもりか!」
一喝された秋人は泣きながら懇願した。
「お、お願いです・・・女子社員として勤務なんて・・・酷すぎます・・・・恥ずかし過ぎます・・・」
しかし歩実がそれを受け入れるわけは無かった。
数日後秋人は今度は女性器を造る手術を無理矢理に受けさせられ、胸までふくよかに豊胸されてしまったのだ。
2009-05-21 Thu
「いつまで女みたいにメソメソ泣いているんだ!」スカートの裾を押さえて、とうとう泣き出してしまった秋人を歩実が叱り付ける。
「はい、あなた・・・」
これ以上怒らせると歩実が何をするか分からないのはこれまでの経験で知っていた。秋人は目の涙を拭って立ち上がる。
「きちんと課長さんに挨拶するんだぞ。さんざんお世話になったんだからな。」
乗り慣れたエレベーターで娘に説教を受けるとは、ほんの一ヶ月前には夢にも思わなかった。秋人はめまいさえ感じる程の恥辱の中、営業部のある三階に下りた。
若い男性とキャミワンピ姿の女性という部内にありえない二人に廊下に立っていた社員は唖然とする。そのうち気を利かせた一人の女子社員が二人に近寄ってきた。
「どちらに御用ですか?」
「ほら、自分で用件をいいなさい!」
歩実が秋人の肩を叩いた。
「あ、あの・・・。」
女子社員は秋人の元部下だった。彼はくちごもりながらようやく言った。
「あの・・・や、山中課長様に・・・。」
言った途端女性の顔が曇る。声で正体が知れたのかも知れなかった。
「ひょ・・・ひょっとして・・・・。」
「はい、雪平です。」
歩実がこともなげに答えた。
「ほら、知り合いの方ならきちんと挨拶しなさい。」
「で、でも・・・」
もう秋人はパニック状態だった。それもそうだろう一ヶ月前まで部下だった女の子の前で、あられもない女装姿で立っているのだ。
「こいつが女として生まれ変わりたいと言うんでね。今日は退職の挨拶に来たんですよ・・・ほら、お世話になったお礼とお詫びを申し上げろ!」
「お、お詫び・・・ですか?」
「そうだ。『今まで男の振りして偉そうにしていて申し訳ありません。私は女になりますので、女性の先輩として私にいろいろと教育をお願いします。』ってな。」
「そ・・そんな・・・。」
二人のやりとりを見ていた女性社員は突然高らかに笑った。
「あはははっ。係長にそんな趣味があったなんて全くしらなかったわ。おまけにもう格好いい彼氏さんまで連れちゃって・・・隅におけないわね。もう処女は奪ってもらった?」
まさか歩実が娘だと思わない女子社員の卑猥な言葉に秋人は頬を染める。
「ふん、今までよくも偉そうに上司面をしてくれたわね。ほら、彼氏さんの言うとおり丁寧に謝りなさいよ!」
こうなっては秋人に逃げ場は無い。彼は死ぬ思いで口にした。
「あ・・・あの・・・今まで・・・偉そうにしてしまって・・・も、申し訳ありませんでした・・・。こ・・・これから・・・わ、私は・・・・お、女に・・・なりますので・・・よろしく・・・ご指導・・・下さいませ・・・。」
「ふーん、殊勝じゃないの。じゃあ早速教育してあげるわ!」
女性社員は秋人のスカートに腕を入れると、レースのついた白いショーツをずり下げた。
「うわっ!何もないじゃん!」
男性器も女性器も無い股間を見て、さすがに彼女は驚いた。
「そうなんですよ。さっさと女にしてもらえって僕は言ってるんですけどね・・・よし、このままの格好で課長に会いにいくか。」
あまりの事に放心状態で悲鳴さえ上げられなかった秋人は、膝にショーツを絡ませたノーパン姿の状態で秋人に営業部の廊下を行進させられる。先程のやりとりを見ていた男性社員から卑猥な声が漏れる。
「係長、丸出しのお尻可愛いよ!そんなに犯してほしいなら便所で犯ってやろうか!?」
まだ二十歳そこそこの部下の言葉にも秋人は黙って顔を染めるしかなかった。
2009-05-19 Tue
白いシャツに男物のジーンズという姿の歩実に腕を引かれ、秋人は春の暖かい日差しの中で気も狂わんばかりの恥ずかしさを味わっていた。今までも何回か女装姿で買い物に行かされた事はあるが、スカート姿での外出は初めてだった。しかも家できさされている大人しめのスカートとは違って、すれ違う男性が皆凝視するほど短い丈のキャミワンピである。
「ほら、あまり恥ずかしがると化粧が崩れるぞ。」
歩実にそう言われても、顔から出る汗は止まらなかった。
二人はそのままの姿で地下鉄に乗り込む。それは秋人がほんの少し前まで通勤に使っていた路線だ。端から見れば若い男女のカップルにしか見えないかもしれないが、実際のところは女装した父親と男装した娘なのだ。乗り慣れた車両に娘に手を引かれて乗り込んだ秋人は人々の好奇の目に晒されながら吊革を握りしめた。
「あ、あなた・・・お、お許し下さい!」
歩実に逆らってはいけないことを知りつつ秋人はさすがに大きな声で懇願した。
「どうしてだ?お前はここに用があるんじゃないのか?」
「そ、それは・・・・でも・・・」
駅を降りた時から嫌な予感はあった。しかし、いくらなんでもここに連れて来られるとは思わなかった。そう、この間まで秋人が勤めていた会社に。
「ほら、俺も付いていってやるからさっさと来い!」
歩実は乱暴に秋人の手を握ると嫌がる彼を引きずる様に社内に連れ込んだ。
「いらっしゃいませ。どういったご用件でしょうか?」
可愛らしいピンクの制服を着た受付嬢が、その場にふさわしくない服装の二人に尋ねる。
「雪平ですけど、営業部の山中課長に用がありまして。」
歩実が答える。受付嬢と知り合いの秋人は顔を上げることもできない。
「どういったご用件でしょうか?」
「こいつの退職手続きを行いに来ました。ほら、挨拶しろ!」
秋人は下を向いていた秋人の顔を無理矢理上げさせる。秋人の顔と「雪平」という珍しい名字で彼の正体に気が付いた受付嬢は唖然とした表情をした。
「ゆ、雪平さん・・・なんて格好を・・・。」
秋人はあまりの恥ずかしさに言い訳さえ思いつかなかった。
「こいつはね、女装趣味が高じて女になりたいみたいなんだ。あっ、遅れました私は息子のあゆむです。」
受付嬢は歩実の言葉を鵜呑みにし、クスクスと笑いながら答えた。
「まぁ、そうだったんですか。でもとってもお似合いですよ。私前から雪平さん女性っぽいなと思ってたんです。」
「そうでしょ、まぁ僕もオヤジがこんなになって驚いてるけどね。」
歩実はこともなげに答えた。
「でしたら、営業部は三階ですのでどうぞ。」
受付嬢はロビーのエレベーターを指し示した。
「どうも、ありがとう。ほら、いくぞ秋人!」
二人の恋人の様なやりとりを見て受付嬢は笑いを堪えきれずに言った。
「雪平さん、とってもお似合いのカップルですけど・・・服装はお年のわりに派手すぎですよ!」
「ほら、言った通りだろ。いい年して若い娘みたいな服が着たいなんていいやがって。ほら、パンツ見えそうじゃないか。」
歩実はそう言いながら、秋人のキャミワンピの裾をつまんだ。
「きゃっ!」
秋人は慌てて裾を押さえる。
「まぁ!下着まで女物なんですね!」
受付嬢が驚く。後輩の若い女性にパンチラを見られたショックに秋人はロビーの柔らかな絨毯に足から崩れ落ちた。
2009-05-13 Wed
「なんだよ、今日も簡単な丼モノか。そんな事で俺の妻が務まると思ってるのか!」男物の私服に着替えて食卓に着くなり、歩実は秋人を怒鳴りつけた。
「ご、ごめんなさい・・・あなた・・・まだ慣れ無くって・・・。」
「まったく、女の癖に全然料理ができないんだからな。」
それは以前歩実が秋人によく言われた言葉だった。
「それよりどうだ、ここの具合は・・・」
歩実はそう言って傍らに立ってお茶を注いでいる秋人の股間に触れた。
「ま、まだ・・・変な気分です・・・・。」
秋人は恥ずかしげに答える。彼のその部分には一ヶ月前までの膨らみは無かった。あの日、なんとか自分で車を運転して駆け込んだ病院で、医者から告げられたのは残酷な言葉だった。
「残念ですが手遅れです。切除するしかありません。」
その日の内に秋人は男性器を失った。
「それで覚悟はできたのか?・・・女になる。」
今の彼はいわば男性器を失っただけの性的不能名だけの状態だった。歩実は男性器のあった部分に女性器を作るように進言していたのだ。
「ま、まだそこまでは・・・。」
秋人は小さな声で答えた。ついこの間まで立派な男性だった彼が即答できる筈も無かった。
「なんだ、まだ自分の立場が分かってないらしいな。」
歩実はまるで男性の様に丼を左手で持ち上げ、右手に持った箸で掻き込みながら言った。
「もうお前は男には戻れないんだ。折角俺が嫁にもらってやると言っているのに、いい加減決断したらどうだ。」
秋人は正面に座って俯いているままだった。食事も喉を通る筈がなかった。
「よし、じゃあ俺がふんぎりをつけさせてやる。明日は二人で出かけるぞ。」
「えっ、でも・・・あゆむさん学校は・・・」
「そんなもん休めばいい。デートしてやると言っているのに不満か?」
秋人は青くなって言った。
「いいえ、滅相もございません。」
翌日。
「あ、あなた・・・本当にこんな格好で外に出るんですの?」
秋人が歩実に指定されて着せられたのは妻の若い頃の服、股下何センチかというスケスケの生地でできたキャミワンピだった。
「なんだ、不満なのか?似合ってるから心配するな。」
確かに色の白い秋人には、そのうっすらとしたピンク色のキャミワンピは似合っていた。全身の毛は毎日丁寧に剃らされているため体毛も見苦しくない。
しかしいくら華奢で女顔だといっても秋人はもう三十代なかばの男性だ。その十代の女の子向けの洋服を着て違和感が無い訳はなかった。
「こんな格好で・・・一体・・・・」
歩実に無理矢理外に連れ出された秋人は、まるで何も穿いていないかの様な下半身の頼りなさに恐怖さえ感じていた。
2009-05-11 Mon
「あ、歩実さん、お帰りなさいませ。」雪平秋人は水色のワンピースにフリフリのエプロン姿で、学校から帰ってきたばかりの実の娘、雪平歩実に頭を下げた。
「家では『あゆむ』だって言っただろうが!」
グレーのジャケットにチェックのスカートという女子中学生姿のままで、歩実は父親である秋人の頬を平手打ちした。
「きゃっ!」
秋人は両手で自らの頬を押さえる。
「ふん、悲鳴だけは女じゃないか。ほら腹減ったから、これ片付けたらさっさと夕食の支度をしろ!」
歩実は乱暴に言って、部活用の大きなスポーツバッグを秋人に投げつけた。
「は、はいっ・・・あ、あゆむさん。」
秋人はそう言ってバッグを抱えて洗濯機に向かった。
秋人と歩実の関係がこの様になったのはほんの一ヶ月前。秋人が出勤時に痴漢で捕まるという事件のせいだった。必死に犯行を否定した秋人だったが、日頃から家族に信用の無い彼は妻と息子に実家に帰られてしまい、残ったのは中学2年生になる娘の歩実だけだった。
歩実とて好んで家に残った訳でなく、居心地の良い学校生活を壊したくないだけだった。母親の実家からではとても通える距離ではない学校の友人達を彼女は失いたくはなかったのだ。
秋人は歩実が残ってくれる事を『自分を信用してくれた』と勘違いして大層喜んだが、歩実の提案した『パパと一緒に暮らす条件』は苛烈なものだった。
一つには秋人は女性として振る舞う事。これは、痴漢などという破廉恥な罪を犯した(かもしれない)男性と一つ屋根の下で暮らすのは落ち着かない。せめて女性の格好をしていれば安心できるという歩実の言い分だった。秋人は初め、娘の前で女装なんて耐えられないと思ったが、痴漢の疑いをかけられたまま一人で暮らすのは更に耐え難い苦痛だと感じ、娘の提案を受け入れた。
しかし一週間後、今度歩実の方が男性として家で過ごし始めたのだ。
「ど、どうしたんだい。男物の下着なんか穿いて。」
風呂上がり、トランクス一枚の姿でリビングにやってきた歩実を見て秋人は驚いた。小学校低学年の頃以来見ていない胸はすっかりと大きくなっており、実の娘の裸体に彼は一瞬ドキリとした。
「わたしさぁ、実は男の子になりたいと思ってたんだ。」
洗い物をしている秋人の傍まで近寄ると、歩実は照れくさそうに言った。
「そ、そうなのか・・・」
言われた通り、暮らし始めてから着さされている妻のお古のスカート姿の秋人は、自分より背の高い娘の初めての告白に驚きを隠せなかった。
「だって、パパも弟もなんだか自由な感じだし・・・・」
歩実は秋人のお尻に手を伸ばした。
「こういうのって男の特権だよね。」
「な、何をするんだ!」
娘にお尻を撫でられて、秋人は慌てて飛び退いた。
「んふふ、やっぱり面白いわぁ・・・・パパったら可愛いから、我慢できなくなっちゃった。」
「な、何を?!」
歩実の倒錯した発言はあながち嘘ではなかった。母親に似て大柄で中学2年ながら170センチはあり、肩幅も広い歩実と、160センチ程度しかない小柄で華奢な父親の秋人。おまけに女装までしているものだから今の秋人は若い女性にしか見えなかった。
「何を?って言った通りよ。さぁ、可愛がってあげるわ。こっちきなさい。」
歩実は乱暴に秋人の手をつかむと無理矢理押し倒した。
「やっ!」
「んふふ、女の子みたいに鳴いちゃって。」
歩実は倒れたままの秋人の両手を片手で押さえ付けると、もう片方の手を彼のスカートに潜り込ませた。
「や、やめっ!」
いつのまにこんなに大きくなったのか、押さえられている腕はビクリともしない。
「どう?娘に犯される気分は・・・優しくしてあげるから大人しくしてなさいね。」
歩実はスカートの中の指を秋人の陰部に這わせる。妻のお古のショーツのレースが微かな音を立てた。
「んふふ、嫌がりながらも勃ってきたじゃない。」
歩実の言うとおり、秋人のものはこんな状態でも勃起を始めていた。
「女の子扱いされるのも満更じゃないでしょ?」
いけないとは思いながらも秋人は抵抗できないままスカートの前部分を大きくしていった。
「じゃまねぇ、脱がしちゃお。」
しばらくしてまだるっこしくなった歩実は秋人のスカートを脱がそうとするが、ペニスが邪魔で脱がすことができない。
「もー!」
憤った歩実は脇のファスナーの部分を力強く引っ張った。『ビリッ!』という音がし、スカートが大きく引き裂かれて秋人のレースのショーツが露わになる。
「や・・・やめて・・・。」
まるでレイプされているかの様な状態で秋人は腰を抜かして立つことができなかった。
「力抜きなさいね。」
歩実は身動き出来ない秋人の身体を半回転させ四つん這いにさせると、彼女がいつも後輩を可愛がる時に使っている双頭のディルドーを自らの股間に突き刺した。
「や、やめてっ!お願いっ!!」
秋人の叫びは歩実を興奮させるだけだった。
「ほら、処女もらうわよ。」
「あああーーっつぅっぅううう・・・・・」
ゆっくりと秋人のアナルにディルドーが挿入されていく。
「あー、なんだか、女の子犯してるより興奮するわ。」
「ひーっ!いたいっ!いたいっ!!」
恍惚状態の歩実は秋人の悲鳴などおかまいなしに腰を動かし続けた。
「なぁ、お前俺の嫁になれよ。たっぷりと可愛がってやるから。」
もはやイってしまった目で歩実が囁く。
「ひーっ!ひっっっ!!」
秋人はあまりの痛さに声も出ない。歩実はその髪の毛をつかんで頭を引っ張り上げた。
「おら、返事はどうした?言わないと一生抜いてやらないぞ!」
「ひっ!!い、いいます!いいますからっ!!」
秋人は激痛から逃れる事しか頭になかった。
「じゃあ言って見ろ。『歩実さんの妻にして下さいませ』ってな。」
「は、はい・・・わ、わたしを・・・あ、歩実さんの妻にして下さいませっ!」
「ふふふ、いい子だ。じゃあこっちはもういらないわね。」
馬乗り状態の歩実は完全に勃起した秋人の陰部を力まかせに握りしめた。
「うぎゃーっっ!!」
秋人の射精と同時に『ぐじゃっ』という嫌な音がリビングに響いた・・・。
2009-05-11 Mon
きまぐれで始めたBLOGですが、昨日からえらく沢山の方に来て頂いて戦々恐々しており、思わず中途半端にお話を終わらしてしまいました。何も考えずに書き始めたので、女装小説としても性転換小説としても中途半端になってしまいました。ごめんなさい。次回作がんばります。
というわけで、娘の妻にされるお父さんのお話、早速始まります。
2009-05-11 Mon
気が付いたら悠真は病院のベッドに寝かされていた。「大丈夫?」
見ればベッドの傍には菜穂子に先程のOLに女子大生に女子高生。先程までかれを陵辱していた面々が顔を揃えていた。
「ひっ!」
一瞬の間に何が起こったのかを思い出し、悠真は悲鳴を上げた。
「心配しなくていいわよ、ここは私の知り合いの病院だから。」
菜穂子が笑う。
「あっ、あの・・・僕の・・・怪我は・・・・。」
加害者が目の前にいるため「怪我」という表現を使って悠真は尋ねた。
「大丈夫よ。なんともないわ。」
菜穂子の返事に悠真は安堵した。
「じゃ、じゃあもう家に帰ります。」
起き上がろうとした悠真を4人が押さえ込む。その時悠真は初めてピンクのハート柄の女性用のパジャマを着せられていることに気が付いた。
「な、何をするんですか!何も無いなら帰らせて下さい!」
悠真の叫びに4人は顔を見合わせた。
「もちろん、なんともないわよ。女の子としてはね。」
菜穂子の言葉の意味がわからず悠真は首を捻った。
「ど・・・どいいう事ですか!なんともないなら・・・」
「まだ帰ってもらう訳にはいかないわ。せめて膣が形成されるまでね。」
「膣?」
悠真の心臓が激しく脈打った。
「残念だけどペニスはもうダメだったわ。衝撃で完全にちょん切れちゃってたから。」
「・・・え?」
悠真の時が止まった。
「ごめんね、奥まで咥えてたから♪」
女子大生が、両手を合わせて謝った。
股間に手をやる悠真。
そこには・・・何もなかった。
「よかったわね、これで心も体も『ゆまちゃん』になれるわね。」
菜穂子がニヤリと笑う。
悠真の絶叫が病院内に響いた。
終
2009-05-09 Sat
「あっ・・・やめてっ・・・」菜穂子が悠真の足を抱き上げて持ち上げた。母親が幼い子供におしっこをさせる姿勢だ。
「まあ可愛いおちんちん・・・」
女子大生が悠真のペニスを弄ぶ。
「どれどれ、おまんこは処女かしら。」
OLが悠真のアナルに手を伸ばす。
「男でも胸感じるってホントかな?」
女子高生が悠真の乳首をつかんだ。
「ああぁ・・・だめっ・・・やめてっ・・・。」
悠真は抵抗するが、そのほかにも伸びてきた手が彼の手を拘束する。体中の性感帯を刺激された悠真は悪夢を見ながら夢精している様な気分だった。
「見てみて、この子包茎よ。可愛いっ!」
女子大生が言いながら悠真のペニスを口に含んだ。
「あ。。。ああっ・・・」
初めてのフェラチオの感触に悠真は悶える。
「なに勃たせてるんだよ、変態の癖して。」
女子高生がスカートを捲ると中には太いディルドー。族にペニスバンドとよばれる疑似ペニスが彼女の股間に装着されていた。
「さっきまで後輩の女の子を可愛がってたヤツだからちょっと太いけど我慢しな。」
女子高生は菜穂子と入れ替わると、ローションも塗らずに悠真のアナルにペニスバンドを突き立てた。
「ぎひぃーっ!!い、いたいっつ!ぬいて!ぬいてーっ!」
悠真の甲高い悲鳴が車内にこだまするが、無論助ける者などおらず、みな女の子に犯される女装少年という見せ物を楽しげに観察した。
「女に処女を奪われるなんて女装痴漢にはぴったりの刑だろう!」
「ひっ!ひっ!」
女子高生が持ち上げたままの悠真の身体を動かす。あまりの痛みに悠真は失神しそうだった。
「あらあら可哀想に、でもここは勃起したままね。」
女子大生は更に勃起した悠真のペニスを再度咥えた。後ろからの痛みと前の快感に悠真はもう訳がわからなくなり白目を剥いていた。
「ほらほら、寝るの早いわよ。」
「うぎゃーああっ!!」
菜穂子が悠真の乳首を抓って目を覚まさせたその時列車が急停止した。
車内の電気が消える。
続いてアナウンス。
「ただいま停電の為しばらく停車しております。」
一分後、灯りがつき列車は再び動き出した。その時
「きゃーっ!!」
OLの叫び声。
指さす先には悠真のペニスを咥えたまま口から血を流す女子大生の姿。
衝撃でペニスを噛んでしまったに違いない。
一方の悠真は・・・
ショックで失神していた。
2009-05-08 Fri
「誰か〜!女装した男が乗ってるわよ!」悠真が驚く暇も無く菜穂子が大声で叫んだ。
「えっ?」
車内中の女性が菜穂子と悠真の方を振り向く。
「どこ?・・・どこに?」
女子制服姿の悠真を誰も男の子と認識できず、皆はきょろきょろする。悠真は足を震わせ、乗車ドアにもたれかかった。
「観念しなさい。変態ぼうや」
菜穂子はそう言うと、悠真のスカートを捲り上げた。少し勃起した男性器の膨らみを隠せないショーツを見て、女性達はヒソヒソと話し出すが悲鳴をあげるものはいない。悠真がとても乱暴な痴漢には見えなかったからだ。
「ねぇ、ぼうや。ここは男の子が乗っちゃ駄目な車両なのよ。」
女子大生風の若い娘が悠真の肩に手を掛けた。
「あ・・・あの!ぼく・・・・そんなの知らなくて!」
必死に弁解する悠真。それは真実だったが、菜穂子が邪魔をする。
「嘘おっしゃい!そんな女の子の服着て、変装して痴漢する気丸出しじゃないの!」
菜穂子は一目も気にせず悠真のペニスをショーツの上から握った。
「ひぎゃーっ!」
性器を力任せに握られた悠真は悲鳴をあげるが菜穂子の行為を止める者はいない。確かに女装して女性専用車両などに乗っていれば痴漢と疑われても当然だ。
「ひょっとして、あなた朝も痴漢しなかった?」
先程の女子大生が悠真に問いかけた。
「最近女性専用車両なのに痴漢されたって言っている友達が多いのよ。犯人あなたじゃない!?」
「ち・ちが・・・」
いわれもない疑いに悠真は慌てて頭を振った。
「でも、普通の男なら目立つけど、キミなら自然に女の子の中に紛れ込めるんじゃないの?正直に白状した方がいいわよ。」
菜穂子は他人の振りをして悠真を責め立てた。徐々に辺りの女性達が騒ぎ出す。皆、明らかに可愛らしい闖入者に少なくない興味を抱いていた。
「こんなもの付けながらスカートなんて穿いちゃって。」
溜まりきれず前に出たOL風の女性が菜穂子に代わって悠真のペニスを握る。
「ひ、ひぃーっ・・・」
「まあ、可愛い声で鳴くのね。」
女性はそういうともう片方の手で悠真の胸を揉んだ。
「ふふ、やっぱりここはぺったんこね。ブラはしてるの?」
押し黙ったままの悠真の胸ぐらを一人の少女がつかんだ。悠真と同じ制服を着た大きな女生徒だ。肩に書けた大きなスポーツバッグには「蹊聖BASKET BALL CLUB」と書かれている。
「ブラはしてるのかって聞いてるだろ!」
少女は勢いよく悠真のシャツのボタンを引きちぎった。
「きゃーっ!」
子供用の白いブラがあらわになり悠真は悲鳴をあげた。
「一丁前にブラまでしてやがる。」
女性だけの空間というのは酷く危険だ。気が付けば悠真は狂気の目を沢山の女性に囲まれていた。悠真の身体に伸びる沢山の手・・・彼は女性の敵・・・痴漢の生け贄として捧げられた子羊の様だった。
2009-05-07 Thu
学校での屈辱の一日を終えた悠真は、またしても帰りの駅で夕刻のラッシュに揉まれていた。男子制服は菜穂子のマンションに置いてきたため、もちろん彼は女子制服のままの姿だ。菜穂子のマンションに行くという手もあったが、今度足を踏み入れたら男の子でいられなくなる気がした悠真は恥ずかしさを堪えて、自宅へ帰る道を選んだ。なにより、帰れば替えの男子制服があるのだ。しかし都会の地下鉄は夕方も早朝と変わらぬ人混みだった。悠真は慣れないスカート姿で人波をかき分けて電車に飛び乗った。
『あれ変だな?』
車両に乗ってすぐに悠真は違和感を覚えた。先程まで多くの男性に揉まれ、中にはすれ違いざまにわざわざ身体に触れるエロオヤジに恐怖していた悠真だったが、車両内には見渡す限り女性しかいなかったのだ。スーツ姿のOL・制服姿の女子中高生・中にはもちろん悠真と同じ制服の女生徒もいる。その車両が『女性専用車両』だということを、田舎育ちの悠真は知る筈もなかった。
訳が分からないまま悠真はドアの付近に外を向いて立った。他人と目を合わすのが怖かったのだ。しかし、朝ほどでは無いにしろ相応の混み具合の中、彼はほとんどが自分より大きい女性達に揉みくちゃになる。だがそれは、本来若い男性である悠真にとって必ずしも嫌悪する事ではなかった。彼が少しだけ鼻の下を伸ばし、状況を満更でもないと思い始めた時、
「あらあら、乙女の園に男の子が混じっちゃダメよ。」
耳元で囁く声。
菜穂子だった。
2009-05-06 Wed
「あ・・・あの・・・川原悠真です・・・」『ゆうま』とも『ゆま』とも判断付かない発音で悠真は挨拶した。今日は入学二日目、必要もないのに教壇に立たされた悠真は恥ずかしさでおかしくなりそうだった。
「ねぇ・・・あの子昨日は男子の制服着てなかったっけ?」
女子生徒のひそひそ声が聞こえ、悠真は益々顔を真っ赤にする。
「はい、みんな静かにして!」
菜穂子が一喝すると教室は水を打った様に静まりかえった。
「遅くなってごめんなさい。今日からみなさんの担任になる篠原菜穂子です。」
彼女は教室を見回した後、悠真をちらりと見る。
「遅くなったのには訳があります。」
一体何を言い出すのか悠真は気がきではなかった。
「実は、この川原ゆまさんが今朝、電車で痴漢に遭いました。」
『ええっ!?』
悠真は呆れて声も出なかった。痴漢をしたのは菜穂子本人なのである。生徒達も驚いて、女生徒達は口に手を当てているし。男子生徒の中にはニヤニヤ笑っているものもいる。
「そういうわけで、先生は駅に行っていたので遅くなりました。それから・・・」
菜穂子は教壇の隅で小さくなっている悠真を前の方に押し出すとこう言った。
「もう気付いているかもしれませんが、川原さんは本当は男の子です。」
『い、いっちゃった!』
悠真は両手を顔に当てた。教室はざわめき、先程の女生徒からは「やっぱり」という声も聞こえる。
「川原さんは訳あって、今日から女の子としてこの学校に通います。まだ二日目だから大丈夫だと思うけど、みんなも川原さんを女の子として扱ってあげて下さいね。」
再び教室内が騒がしくなる。眉をひそめる生徒、薄ら笑いを浮かべる生徒、真摯な表情で悠真を見ている生徒、反応はそれぞれだが、さすが進学校だけあって面と向かって不平をいうものはいない。
「さぁ、川原さん。これからみんなに世話になるんだから、挨拶しておきなさい。」
戸惑う悠真をよそに菜穂子は悠真の背中を叩いた。
「ちゃんとできないと退学にするわよ。」
耳打ちする菜穂子の声は、とても脅しだとは思えない迫力があった。悠真は手を強く握って言った。
「あ・・・・あの・・・僕・・・男の子ですけど・・・・お、女の子と・・して・・・お願いします・・・。」
これだけ言うのがやっとだった。
今朝男の子として家を出た筈なのに、今女の子として教室にいる。そのあまりにも信じがたい状況を、悠真はどこか夢心地で感じていた。
しかしそれが夢なんかでは無い事を思い知るのはすぐの事だった。
「なぁ、お前本当に男なのかよ?」
昼休み、悠真はさっそく柄の悪そうな男子生徒達に捕まった。進学校とはいえ少しぐらい素行の悪い生徒はいる。そしてそんな生徒達の振る舞いは普段おとなしいだけにたちが悪く陰湿だった。
「う・・・うん・・・」
もともと気が弱く人見知りの激しい悠真はそれだけ言うのが精一杯だ。
「なんか俺達だまされてるんじゃないかと思ってよぉ。」
男子生徒は悠真の胸ぐらをつかんで無理矢理立たせた。
「ほら、背も低いし、こんなに華奢な身体で・・・本当に男なのか?」
悠真より頭一つも高い男子生徒はからかうように言った。悠真は恐怖で否定することもできなかった。
「じゃあ証拠を見せてもらおうかな。」
もう一人の男子生徒が悠真のスカートを捲り上げた。
「きゃあっ!」
思わず悠真は女の子の様な悲鳴を上げる。
「『きゃあ』だってよ、ホント女みたいだコイツ!でもちゃんとついてたぜ、小さいけどな!」
悠真のショーツの膨らみを確認した男子生徒は高らかに笑った。一部の女子生徒を除いて、教室中がクスクスとした笑い声に包まれ、悠真はその場でしゃがみ込んだ。
『ど、どうして僕・・・こんな目に遭わないといけないの・・・僕・・・女の子じゃないし・・・女の子になりたくもないのに・・・』
菜穂子という運命に翻弄される悠真はその場で泣き崩れた。
2009-05-05 Tue
マンションの廊下とはいえ室内とは大違いだ。春先の風が悠真のスカートを撫で、彼は思わず内股になり、両手でスカートを押さえる。ショーツまで菜穂子のお古を穿かされている為、スカートの中を見られる恥ずかしさは本当の女の子以上なのだ。「うふふ、仕草まで女の子みたいね。」
菜穂子は嬉しそうに呟くと、躊躇している悠真の腕をつかんでエレベータに向かって歩き出す。平日の昼間とはいえ、人口の多い街だから人通りは激しい。声を出すと男と知れるかも分からないため、悠真は菜穂子に抗議も出来ずにただ俯いて歩き続けた。
菜穂子のマンションから渓聖高校までは意外と近かった。悠真は昨日入学式に出席したばかりの校門前で足をがくがくと震わせた。
「こんなところに連れてきてどうしようというんですか!」
さすがにたまらず悠真は大声を上げた。玄関脇の小さな建物の中の守衛が声に驚いて顔を出す。悠真は見られた事で顔を真っ赤にする。
「どうしようってゆまちゃん、今日からここに通うんでしょ。」
菜穂子はこともなげに言うと、再び悠真の腕を引いて校門に向かう。
「あっ、だめっ!入れないよ!」
昨今の私立の高校だから警戒は厳重だ。もちろん校門は閉まっているし、先程の守衛が目を光らせている。男子としての学生証しか持たない悠真はもとより、その女子に変装した在校生を連れた菜穂子が入校できる筈が無い。しかし守衛は二人を止めるどころか、菜穂子に頭を下げた。
「これは篠原先生、ご苦労様です。」
「先生!?」
悠真は叫んでから慌てて口を押さえる。幸いな事に守勢は悠真の正体に気付いた様子は無い。しかし初老の男性特有の若い少女を舐め回す様な視線に彼はおぞましさを感じて菜穂子の背中に隠れた。
「そう言う訳よ、川原悠真君。」
菜穂子は守衛に会釈して無人の校庭を歩き出す。校舎からは窓際の生徒が、おかしな時間に登校してきた悠真を眺めている。遠目だから女装だとは気付かれないと思ったが、悠真はあまりの恥ずかしさに心臓が止まりそうになった。
「しばらく待っててね。」
菜穂子に教員室の前で待たせられると、一人廊下に残された悠真は自分でも信じられないほどの孤独感に襲われた。なにしろ男子高校生が自校の女子生徒の制服姿で学校内にいるのだ。菜穂子がこれから自分をどうしようとしているのかは分からなかったが、その菜穂子でもいいから傍にいてほしい、と悠真は心から願った。
悠真にとって長すぎる5分ほどの時間の後、菜穂子はようやく教員室から現れた。
「事情は説明しておいたから心配はないわ。さぁ、教室へ行くわよ。」
「きょ、教室!?このままの格好で!?」
予期していなかったといえば嘘になるが、女子生徒の姿で級友と顔を合わせる事を現実として告げられた悠真の顔は蒼白になった。
2009-05-04 Mon
「思った通り似合うじゃない。本当に女の子みたいよ。」自身の学校の女子制服に着替えさせられ、これ以上ないくらい頬を真っ赤に染めて身もだえしている悠真に向かって菜穂子は言った。
やや薄いエンジ色のジャケットに、同色と緑色のチェックのプリーツスカート。胸には大きなエンブレムと学年毎に異なる色の大きなリボンタイ。そして指定の紺色のハイソまで履かされた悠真の姿は確かに、ややボーイッシュな女子高生といった感じだった。
「でも・・・どうしてこんな服持ってるんですか?」
意識を他に向けないと恥ずかしさで気が狂いそうだった。悠真はスカートのヒラヒラ感を気にしながら菜穂子に尋ねる。
「私も渓聖に通ってたのよ。それは私が来ていた制服。」
菜穂子が着ていたと聞いた悠真はドキリとした。彼女の高校生時代を想像し、その肉感溢れる身体に身に付けていたものを、今自分が着ているという倒錯感に悠真は自分でも思っていないような感覚を覚えた。
「今日からあなたは『ゆうま』じゃなくて『ゆま』ちゃんよ。どう?可愛い名前でしょ。」
菜穂子は言いながらそっと悠真の身体を抱き抱えた。菜穂子の香水の匂いが悠真の鼻腔を刺激し、感じたことのない大人の女性の感触に悠真は抗う事ができなかった。
「ほら、言ってみなさい。私はゆまです。って。」
「う、うん・・・わ・・・わ、わたしは・・・ゆま・・・ですっ・・・。」
菜穂子は満足げに頷いた。
「素直で可愛いわよ。そんな風にいい子にしていたらこれからも可愛がってあげるからね。」
菜穂子はそっとスカートの上から悠真の股間を触った。案の上勃起してる事を確かめた菜穂子は悠真に『素質』があることを確信した。
「さぁ、準備もできた事だし出かけましょうか?」
「えっ!?」
悠真は心底驚いた。
「どうしたの?今日は平日よ。登校するのは当たり前でしょ?」
「こ!この格好でですか!?」
「なんの問題があるの?その制服は渓聖のでしょ。」
「だ、だって・・・!」
「さっき、私はゆまですって、言ったばかりじゃない。悠真君は今日から女の子になるのよ。ほら、グズグズしてたらお昼にも間に合わないわよ!」
菜穂子は悠真に学校指定のローファーを履かせると、無理矢理マンションの廊下に連れ出した。
2009-05-03 Sun
「私の名前は篠原菜穂子。普通のOLよ。」「あ、あの・・・栗本悠真です・・・。」
『普通』の部分に疑問を感じながらも悠真は生真面目に自己紹介してしまった。
「悠真君か・・・可愛い名前ね。」
菜穂子の微笑む顔に悠真は思わず顔を赤らめる。しかしそんな場合では無い事を彼はすぐに思い出した。
「いつもあんな事してるんですか?」
「失礼ね。そんなわけないじゃない。今日はあなたがあまりに可愛かったから。」
「じょ、冗談言わないで下さい!」
そう言いながらも悠真は顔が火照るのを感じた。
「それより着替え貸してあげるから早く着替えなさい、いつまでも濡れたズボンじゃ嫌でしょ?」
「あ、はい・・・ありがとうございます。」
殊勝にも自分を痴漢した相手に礼を言った悠真は、菜穂子から渡された洋服を見て驚いた。
「な!・・・こ、これって!」
「どうしたの、なにか問題ある?」
「おおありです!これって女物じゃないですか!しかも・・・・」
菜穂子は笑みを浮かべて言った。
「そうよ、あなたの通っている蹊聖高校の女子制服よ。」
「ぼ、僕は男ですよ!こんなもの着れません!」
「あら、そうかしら・・・。」
菜穂子はそう言うと、悠真の背中に回り込み胸を押し当てた。
「な、何を・・・。」
菜穂子の小さくない胸の感触を背中に感じ、悠真は心臓が飛び出そうになった。
「悠真君可愛いから、きっとその制服似合うと思うな。」
菜穂子は耳元で囁くと、悠真の耳朶にそっと息を吹きかける。
「あぅんっ!」
「うふふ、思った通り可愛い声出すんだ。」
更に菜穂子は両手を悠真の股間に伸ばす。
「だめっ!きたないっ!」
いまだ小便で濡れているズボンの上から股間をまさぐられ、悠真は冷たさと恥ずかしさに悲鳴を上げるが、次に襲ってきたのはなんともいえない淫靡な快感だった。
「さすがに若いだけあって順応性が高そうね。もう、おちんちん大きくなってきたわよ。」
「そ、そんなこと!」
抗いながらも確かに悠真のペニスは少しずつ勃起し始めていた。こんなところで自分を痴漢した女性に・・・等とは思いながらも若い身体の興奮は収まらなかった。
「感度いいのね。」
菜穂子は慣れた手つきで悠真のズボンのベルトを外し、チャックを下げる。
「だ・・・だめっ・・・・」
そういいながらも悠真はもう強くは抵抗できなかった。
「悠真君ブリーフ派なんだ、イメージ通りで可愛いわね。折角の真っ白いブリーフ黄色く染めちゃって、悪い子ね。」
「は、恥ずかしい事言わないでっ・・・」
恥辱に目を閉じ言い返す悠真だったが、その声は菜穂子の加虐心に火を付けるだけだった。彼女はゆっくりとブリーフの上から、いまや完全に勃起してしまった悠真のペニスをいたぶる。
「やっぱり、まだ皮も被ったままなのね・・・とても可愛いわ・・・素敵よ・・・悠真ちゃん・・・」
「あっ・・・ううんっ・・・」
菜穂子は悠真のブリーフに手を入れると、包皮の上から彼のペニスを柔らかい手で握る。
「あぁんっ!!」
他人に初めてペニスを握られる快感に悠真は女の子の様な声を上げた。
「ねぇ、おちんちん気持ちいい?」
菜穂子はそう言いながらゆっくりと悠真のペニスを上下にしごく。
「そんなこと・・・・あんっ!」
「うふ、身体は正直ね。女の子におちんちん握られるのって気持ちいいでしょ?」
菜穂子は更にピストン運動の速度を増した。
「あぁっ・・・・あっ・・・あっ・・・・」
「あら、もう出そうな勢いね・・・・でも、若いから早漏は仕方ないわよね。どう?出したい?」
菜穂子の意地悪な質問に悠真は顔を真っ赤にしてコクリと頷いた。
「じゃあ一つだけ約束して。女の子の制服着るって・・・。」
「えっ!?そんな・・やだっ・・・。」
「じゃあ出させてあげないわよ。」
菜穂子は手の動きを止めた。
「ああっ・・・だ、だめ!やめないでっ!こんなところでやめられたら僕おかしくなっちゃう!」
悠真のペニスの先からは大量の先走り液が流れ出ていた。
「じゃあ、約束出来るわね。女の子になるって。」
「お、女の子!?僕が?」
「そうよ。私、男の子を女の子にするのが趣味なの。悠真君もかわいい女の子にしてあげる。」
勝利を確信した菜穂子は再度悠真のペニスを握った。
「ああっ・・・う、うん・・なるよ…僕・・・女の子になるからっ!・・・だから出させてっ!」
「はい、よく言えましたっ!」
「あああんっ・・・こんなの・・・こんなの・・・ああんっつくっ・・・・ああんっ!!」
本当に女の子の様に喘ぎ声を上げながら、悠真はペニスの中に射精した。
それが男の子としての最後の射精である事を、彼は知る由もなかった。
2009-05-03 Sun
「高校生にもなってお漏らししちゃって、悪い子ね。」耳元で囁く声に悠真は驚いた。それは明らかに女性の声だったのだ。
「次の駅で一緒に降りるのよ。そうしないとあなたがお漏らししちゃったこと大声で叫んであげるからね。」
あろうことか痴漢は悠真に命令した。これではどちらが被害者か分からない。しかし気の弱い悠真はショックから立ち直れずに頷いた。
「は・・・はい。」
手を引かれて下ろされたのは学校の一つ前の駅だった。繋いだ手は悠真のおしっこで湿っている。その柔らかい手の持ち主は、きっちりとスーツを着こなしたまだ若い女性だった。
「どこへ連れて行くんですか・・・。僕学校にいかないと・・・。」
悠真は不安げに尋ねた。びちょびちょに濡れたズボンが気持ち悪く、靴の中にたまったおしっこが歩く度に恥ずかしい音を立てる。彼は指定鞄で必死にズボンの前を隠しながら彼女についていった。
「どっちにしてもその格好じゃいけないでしょ?
たしかに彼女の言うとおりだ。幼稚園児ならともかく、高校生がお漏らししたズボンで登校などすれば格好のイジメの的になるだろう。
「お漏らしさせたのは謝るわ。私のマンション近くだから、着替えさせてあげる。」
痴漢は悪びれもせず言った。どのみち今の格好で替えるのも大変だ。悠真は彼女に従うしか無かった。
「あなた渓聖の生徒でしょ?」
悠真はコクリと頷いた。
「そのエンジ系のジャケット目立つもんね。私その制服可愛いから大好きなの。」
もちろん彼女はその制服を着た可愛い男子生徒を狙って破廉恥行為に至ったのだろうが、彼女の表情には全く罪悪感が感じられなかった。
「さあ、遠慮無く入って。あっ、濡れた靴下は脱いでね。」
そこは若い女性が一人で住むには立派すぎるマンションだった。悠真だって年頃の男の子だ。若い女性の部屋に入るという初めての経験に彼はドキドキした。
「どうして、あんな事を・・・したんですか・・・。」
洗面所に案内された悠真は思いきって彼女に聞いた。
「どうしてって?・・・うーん、可愛い男の子が好きだからかな?」
痴漢はしれっとした顔で言った。
2009-05-02 Sat
痴漢で目覚めた僕01きっかけは満員電車だった。
その日、川原悠真は生まれて初めての満員電車に辟易していた。
「まさか東京のラッシュがこんなに凄いなんて・・・。」
悠真は呟いた。彼はとある地方都市から出てきたばかり。地元で評判の秀才だった彼は、念願かなって東京の有名高校に進学したのだった。都会での一人暮らしに不安が無い訳では無かったが、彼は一流高校へ進学して地元へ恩返しする道を選んだのだ。
「う、つぶされちゃうよ。。。」
しかし彼の決意は初日にして崩れかけていた。高校生にもなって150足らずの身長しかない悠真は大勢のサラリーマンやOLに囲まれ、どうにも動きがとれなかった。
「な、なに!?」
学校まであと3駅というところで彼はお尻に妙な感触を感じた。それは偶然触れただけとは思えないしなやかな手が彼の臀部をさすり続ける感触だった。
『や、やだ!』
彼はその醜悪な手から逃れようと必死に身体をくねらせる。しかし狭い車内では逃げるどころか、体を回転させることも出来ず、かえって彼自身が不審の目にさらされた。
『や、やめてっ!お願いだから・・・』
そうは思っても悠真はそれを口に出すことは出来なかった。怖いのはもちろんだが、男の癖に痴漢されたなどと、とても大声で言う勇気はなかったのだ。それを承知してか、それとも女の子と間違ってか、嫌らしい手は悠真の更に股間に伸びる。
『あっ!』
手が自分のペニスの下のやわらかい袋に触れる感触に悠真は足を震わせた。
『ねっ、分かった?僕男の子なんだよ・・・』
しかし手の動きは止まらない。明らかに手の所有者は悠真を男の子と知って痴漢をしているのだ。
『えっ、な、なんで!?』
男性でも痴漢される事がある都会の恐ろしさ等知らない悠真は恐怖に顔を強ばらせた。するともう一本の手が悠真の制服のズボンの股間に伸び、チャックを下ろさせる。
『ぼ・・・ぼく・・・男の子なのに痴漢されてるっ!』
あまりの恐ろしさに悠真は小便を漏らした。
それは、彼が丁度16歳の誕生日を迎えた日だった。
2009-05-02 Sat
紗奈と申します。性別年齢不詳の物書きとして下さい。
男性が強制的に女性化される小説をマイペースで書いていきたいと思います。