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休肝日2割増えた人も 減酒プログラムを新考案 | |||
国立病院機構肥前精神医療センター(吉野ヶ里町)の杠岳文副院長が、飲酒習慣改善実践プログラムを考案した。飲酒習慣が似た人をグループ化、「飲酒日記」を基に「誘惑に負けたケース」「酒量が減ってよかったこと」などの情報を共有して〝減酒〟につなげる。専門家が加わることなく簡単に取り組める特徴もあり、「参加者の半数が休肝日が2割程度増えた」という結果も出ている。 職場など簡単なグループで専門家不在で取り組めるプログラムとして考案。飲酒運転やアルコール依存症の〝予防介入〟を目指す。 プログラム期間は3カ月。独自のテキストを使い、4週間ごとに「基礎編」「応用編」「上級編」の計3回セミナーを開く。セミナーでは飲酒習慣が似ている人たちをグループ化。簡単な講習を受けた人が主導して進める。ほめることを念頭に置いた司会者用台本もある。 基礎編では「飲酒のせいで、普段できることができなかったことがあるか」など10項目で飲酒習慣をチェック。飲み過ぎると生活や健康にどんな影響が出るかなど、参加者同士で意見交換する。飲酒の目標をテキストに書いて目標を宣言。その日から毎日、専用ノートに飲酒日記をつける。 応用編では日記を振り返りながら、酒の誘惑に負けやすい状況と対処法、酒量を減らすと何が変わるかなどを話し合う。上級編では、酒量が減って変わったことや、なぜ習慣を改善できたかなどの情報を共有する。 福岡市役所の職員73人に試験的に実施したところ、約半数に「休肝日が2割以上増えた」などの改善がみられたという。杠副院長は「専門家だけで啓発しても、飲酒運転撲滅には限界がある。職場で飲酒習慣に〝介入〟し、多くの人に正しい知識を持ってもらいたい」と話す。 |
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2009年05月31日更新 | |||
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