2009-05-30
国営漫画喫茶は無駄使い・再び
国営漫画喫茶、エコポイント制度を含む補正予算案が参院否決の後、
両院協議会を経て29日夜成立しました
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200905300094a.nwc
予算成立後になってしまいましたが、国立メディア芸術総合センター
(国営漫画喫茶)に関する私のコメントが「夕刊フジ」に本日掲載されます
以前ブログに書いた「読者あっての漫画」という記事が下敷きです
http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20090430/1241062549
漫画を買う余裕のなくなっている、裕福でない漫画読者の生活を下支えしてほしい、
という考えです
読者が漫画雑誌、コミックスを買わなくなり(中古で買う人が増えている)、
作り手は利益が上がらず予算が圧迫され紙質も落とし人件費も削り
休刊続出で苦労しています
漫画家は仕事が減り生活が成り立たず、自殺、原稿料不払いで生活保護受給、
鬱の末内臓疾患で入院手術という話も最近聞きました
限られた小遣いで漫画(レディコミ)を買う読者の大半は地方に住み、
近所のコンビニや通販で漫画雑誌を買って、育児や仕事の合間に読んでいます
お台場に遊びに行くことなどないのが普通なのです
生活実態を理解した上で、有効な支援、景気浮揚につながる
予算を組んでほしいと思います
それが結果的に漫画の売り上げ回復にもつながる、というのが私の考えです
たとえば給食費も本当に払えないような子供への支援、
高校進学もあきらめる子供への支援は必要です
選挙前の1年間だけ3〜5才の子供に1年間で36000円支援するなど、
本当に与党が票を取ることしか考えていないばら撒きです
消費者を飢えさせて企業だけ利益を上げるにも限度があります
食べられるという安心感があって初めて友達と会ったり買い物に出たりする
意欲も湧いてきます
お金がないと同窓会にも参加しない、という人の心を知ってほしいと思います
名門校を出て官僚になるような人には、仮に使命感はあっても、
人の心の機微がわからないのかもしれません
漫画と言うのは、ハコモノに腹を立てる貧乏人の味方です
みんなが食べられれば漫画なんて残らなくてもいいのです
だいたい、どれだけの人の仕事が形になって残ると言うのでしょう?
「文化」だけ残せなんて、なんだか特権をほしがっているようで笑っちゃいます
特権なんていりません
作品を残したいなら自分の頭と金を使って残せばいいことです
・・・というのが私の気持ちです
補正予算に反対していた民主党のプリンセス小沢が地方行脚を再開しました
篠栗町で支持を訴える動画が上がっています
食糧自給が基本、農家と子供に補助、予算の無駄を省けば金はある、
自民党では役所の縛りがあるからできない、政権取ったらやると訴えています
だからプリンセスは自民党を出たのです
だからいじめられるのですね
http://www.data-max.co.jp/2009/05/29_144400.html
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