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【岐阜】

児童ら「曳家」に挑戦 岐阜の老舗旅館「十八楼」

2009年5月24日

綱を手に、力を合わせて蔵を引っ張る子どもたち=岐阜市湊町で

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 子どもたちが重さ100トンの古い蔵を引っ張って移動させる「曳家(ひきや)」の体験イベントが23日、岐阜市湊町であった。ヘルメット姿の児童や園児50人が「ヨイショ!」と力いっぱい綱を引き、1・2メートル動いたことを聞くと歓声を上げていた。

 長良川沿いに昔ながらの町家が連なる、川原町通りの老舗旅館「十八楼」が来年の創業150周年の記念に企画。珍しい蔵の移築を間近で体験してもらおうと、子どもたちに参加を呼び掛けた。

 木造2階建ての蔵は旅館の斜め向かいにあり、築100年以上。かつて建設会社の資材置き場などに使われたが、十八楼が購入し、改修して食事場所などに再利用する。

 現在、蔵は表通りから約50メートル奥にあるため、通り沿いまで移動させる。専門業者が土台を持ち上げてレールに乗せ、けん引機でスライドさせる「曳家」という伝統工法で作業を進めている。児童や園児は25人ずつ2グループに分かれ、レール上の蔵を2本の綱で引っ張り、作業をお手伝い。けん引機の力を借りながら、約10分間で計1・2メートル動かし、見守った旅館関係者や保護者から拍手が送られた。

 友人と参加した小学1年村田和也君(6つ)は「動く手応えがあって、楽しかった」と話していた。

 (河原広明)

 

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