検索オプション


ここから本文です

<北朝鮮>緊迫化する半島情勢、中国は再び志願兵軍を派遣するのか?―中国紙

5月30日12時15分配信 Record China

<北朝鮮>緊迫化する半島情勢、中国は再び志願兵軍を派遣するのか?―中国紙
拡大写真
2009年5月28日、中国時報は記事「朝鮮戦争休戦協定を否定した北朝鮮、中国は再び志願兵軍を組織するのか?」を掲載した。写真は今年5月、北京市を訪問した金大中元大統領。
2009年5月28日、中国時報は記事「朝鮮戦争休戦協定を否定した北朝鮮、中国は再び志願兵軍を組織するのか?」を掲載した。その要旨は以下の通り。

朝鮮半島情勢が緊迫化の一途をたどるなか、朝鮮の朝鮮人民軍板門店代表部は27日、韓国の大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)全面参加は「朝鮮戦争休戦協定の否定である」との非難声明を発表した。56年間続いた休戦協定が今、破綻の危機を迎えている。

【その他の写真】

1953年、休戦協定にサインした調印者は3人、すなわち金日成朝鮮人民軍最高司令官、クラーク国際連合軍司令部総司令官、そして彭徳懐中国人民志願軍司令官であった。今、朝鮮半島で戦端が開かれれば米軍は相互防衛条約に従い参戦することになる。問題は残る一つの調印者、すなわち「中国人民志願軍」が参戦するか否かにある。

地政学的に見れば、中国はみすみす北朝鮮を米国の手に渡すわけにはいかない。国境を接する北朝鮮が米国の保護下に入れば中国にとっては脅威となる。このことが朝鮮戦争に中国が参戦した理由であり、現在も同様の意義を持っている。

もっとも現在は関係国全てが戦端を開くことを望んではいない。そのため交渉が唯一の道である。もし金正日総書記、または韓国の李明博大統領が開戦を選んだとするならば、その罪は決して許されないものとなろう。(翻訳・編集/KT)

【関連記事】
<北朝鮮核実験>中国は強硬姿勢で臨め=日韓台の軍拡招くと懸念―中国紙
<北朝鮮>「米国は日韓を防衛する」=クリントン声明の狙いは核開発制止?―中国ブログ
<北朝鮮核実験>「面倒なこと」の解決を中国に丸投げする西側社会を批判―中国紙
中国の北朝鮮に対する影響力に疑問符―米メディア
<北朝鮮>中朝国境の緩衝地帯にミサイル基地建設=米軍の攻撃回避が狙い―NGOリポート

最終更新:5月30日12時15分

Record China

 

関連トピックス

主なニュースサイトで 北朝鮮の核と軍事 の記事を読む

ブログパーツ

海外トピックス

nikkeiBPnet on Yahoo!ニュース