2009年5月30日 18時30分更新
岡山市は市職員の夏のボーナスについて、景気の急激な悪化で、民間企業の給付水準が大幅に下がることが見込まれるとして、人事委員会の申し出を受け入れ、0.2か月分、率にして9%程度の支払いを凍結することを決めました。
これは29日開かれた定例の記者会見で岡山市の高谷茂男市長が明らかにしたものです。
市職員の夏のボーナスについては、市の人事委員会が今月22日、民間企業の給付水準が大幅に下がることが見込まれるとして0.2か月分、率にして9%程度凍結するよう申し出をしていました。
これを受けて岡山市は職員の労働組合と合意に至ったことなどから29日、委員会の申し出どおり、職員の夏のボーナスを凍結することを決めました。
これにより市職員課の試算、試みの計算では、凍結されるのは一般職員で1人平均およそ7万6000円、総額でおよそ4億4000万円にのぼる見込みです。
また、これにあわせて市長、副市長の夏のボーナスについても0.2か月分、凍結することになりました。
記者会見で高谷市長は「世界的な大不況でそれぞれの民間企業が苦労している中、ボーナス凍結はやむをえない」と述べました。
一方、市長や副市長などの特別職の給与について、去年8月の審議会の答申どおり市長の給与を6パーセントあまり引き下げるなどの条例案が、来月15日から始まる6月の定例市議会に提案されることになりました。