安保理決議は制裁的性格に 対北朝鮮でロシア外交筋【モスクワ27日共同】タス通信によると、ロシア外務省筋は27日、北朝鮮の核実験を受け国連安全保障理事会で検討されている新決議は北朝鮮に対する「制裁的性格を帯びたものになる」と述べた。 安保理議長国であり、北朝鮮との伝統的友好関係から厳しい制裁には慎重だったロシアが、新決議での制裁盛り込みを容認する姿勢を示したことで、安保理の5常任理事国に日本、韓国を加えた7カ国が目指す週内の新制裁決議採択に弾みがつくことになりそうだ。 その一方でロシア外務省筋は「神経戦を『熱い戦争』にしてはならない。自制が必要だ」とも述べており、ロシアは日米などが主張する北朝鮮船舶への臨検義務化などの強硬措置には引き続き慎重な態度を取るとみられる。 一方、ロシア治安当局筋は同日インタファクス通信に対し、ロシア軍などの治安機関が、朝鮮半島で軍事的紛争が発生した場合を想定したロシア国民保護のための予防的措置を取ったと述べた。 同筋は「現在のところ、ロシア極東地域の安全保障に対する明確な脅威はない」とも強調した。 【共同通信】
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