ソウル市庁舎前広場で、韓国の盧武鉉前大統領を追悼する市民ら=29日午後(共同) ソウル市民18万人が冥福祈る 盧前大統領追悼で【ソウル29日共同】自殺した盧武鉉前韓国大統領の冥福を祈るために、ソウル市中心部の市庁舎前広場周辺に集まった市民は29日午後、警察推計で約18万人(市民団体推計は約50万人)に達し、多くが近くの景福宮で営まれた国民葬の終了後、遺体を載せた車列の後を行進しながら、最後の別れを惜しんだ。 市民と警察の間で大きな衝突は起きていないが、警察当局は大統領府に向けデモ行進が始まることを懸念し、大通りの一部を封鎖、市民団体などが反発している。広場周辺には、仕事帰りの会社員らも姿を見せている。 葬列の車両は、人波をかき分けるように、広場からソウル駅までゆっくり移動。遺体はソウル近郊の施設で火葬にされ、30日未明に前大統領の故郷で自宅のある韓国南部の慶尚南道金海市郊外の集落に戻った。 大統領経験者の国民葬は崔圭夏元大統領に次ぎ2人目。視聴率調査機関によると、テレビ主要3局を合わせたソウル地域の視聴率は38・3%で、この時間帯にテレビを見ている人の約80%を占めるという。 【共同通信】 |
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