不良債務全額解消へ むつ総合病院

 青森県下北地域の公立病院を運営する一部事務組合下北医療センター(管理者・宮下順一郎むつ市長)は29日、臨時会を開き、むつ総合病院(むつ市)の不良債務解消分をむつ市一般会計から繰り入れる補正予算案を承認。同病院の不良債務が全額解消される見通しとなった。

 患者数の減少などで赤字が増大したことが補正の理由で、2億9000万円を市から繰り入れる。今回の補正分と2008年度当初予算分を合わせて計11億3700万円が市から補てんされることになる。国、県の支出分を含めた08年度の補てん総額は12億5000万円で、55億円の累積不良債務が解消される。

 同病院は02―08年度、国の第5次病院事業経営健全化計画に基づき債務解消を続け、07年度までに42億5000万円を解消した。

 同病院を除くセンター全体の不良債務は、08年度決算で約59億円となる見通し。


2009年05月30日土曜日

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