虚しい補正予算
今年度の第一次補正予算案が、今日、成立しました。
先に衆議院において与党多数での強行可決。それが今日参議院で否決され、両院議員総会の開催、そこでの議論が相整わず、衆議院の議決優先ということで、結局成立したわけです。
「衆議院の議決が優先します」 河野衆議院議長が今日の本会議場で宣言し、予算が成立し、そして麻生総理以下全閣僚が閣僚席で起立し一礼する。その瞬間、何とも言えない虚しさが胸を走りました。
このブログでも何度も取り上げましたが、今回の補正予算は、「景気対策」とうたってはいるものの、その内容は問題の多いものでした。一回限りの子育て応援手当て、「マンガの殿堂」建設、農地の利用者ではなく貸し手(農地を使わない人)の方を支援する補助金、4兆円にものぼる「基金」方式の予算などなど、内容の精査がいかにも十分ではない予算項目がたくさんあります。我が党の調べで15兆円の補正予算のうち、3兆円もの額が、官僚の天下り先へのものであることも明らかになりました。
15兆円という、結局国民負担にハネ返ってくる貴重な財源を使ってのこの予算。本当に景気を支える力、効果のあるものか、大いに疑問です。
大変残念です。
Posted by hiroshi_fromsaga at 23:53
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政治
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あの、、、私、民主党(そして大串さん)に次の選挙で勝ってほしいと思っているのですが、、、
第一次補正予算案の強行可決も、4兆円が不透明な基金に行くのも、3兆円(たぶんもっと)が政官癒着&天下りに流れるのも100%わかりきっていたはずです。
そんなわかりきったことをいまさら仰々しく嘆かないでそれをふまえた戦略を提言しなければ、あなたも税金泥棒になってしまいますよ。
もう少し思慮のある発信を願っております。
ネットをしている人なら殆ど知っていると思いますが、民主党のマニフェストである、
「外国人参政権」「沖縄ビジョン」「人権擁護法案」「国会図書館一部改正法案」についてどうお考えですか?
マスコミでは全く報道されませんが、ネットをしている人は大変な「危機感」を持っています。
鳩山党首は去年の12月、韓国に行って総選挙の際の協力を求めてますよね。いったい外国に行って選挙の協力を求めるって、どういうことなんでしょうか?