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McAfeeが報告:最も危険なネット検索用語とは?

ネットで無料アイテムを検索したり、自宅でできる仕事を検索すると、マルウェア感染ページが表示される確率が高いという。


 ネットで音楽やスクリーンセーバーなどの無料アイテムを検索したり、自宅でできる仕事を検索したりすると、マルウェア感染ページが表示される確率が高い――。米McAfeeが5月27日に発表した報告書「Web’s Most Dangerous Search Terms」(Webで最も危険な検索用語)で、このような傾向が明らかになった。

 McAfeeは米Google、Yahoo!などで検索件数の多い用語約2600語について、検索結果にスパイウェアやアドウェア配布サイト、フィッシング詐欺サイトといった悪質サイトが表示される確率を調べた。

 その結果、最も危険な検索用語は「screensavers」で、最大危険度は59.1%。つまり、検索結果に表示される上位10件のリンクうち、ほぼ6件を悪質なサイトが占める計算になる。次いで危険なのは「lyrics」(歌詞)という用語で、2件に1件の割合で悪質なサイトが表示された。

 「free」(無料)という用語も危険度が高く、この単語を含んだ検索をかけると21.3%の割合で悪質なページが表示される。また、不況で自宅でできる仕事への関心が高まる中、「Work from home for free」(無料で在宅勤務)の検索で表示されるリンクの40%が悪質なサイトだった。

 攻撃側は、常に時事問題や人気ガジェット、セレブ関連の話題に便乗し、不況下の節約志向や自宅でできる仕事への関心の高まりにも目を付けているとMcAfeeは指摘。

 特定の話題が浮上するたびに、アドウェアやマルウェアを満載したWebサイトが開設され、ユーザーはだまされていると気づかないまま悪質ソフトをダウンロードさせられて、個人情報や資産情報を盗まれてしまうと警告している。

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