米・クリントン国務長官、北朝鮮に対し「挑発・好戦的な行動続ければ、相応の結果招く」
北朝鮮が朝鮮半島西側にある黄海でのアメリカと韓国の船舶の安全を保証できないなどと主張したことについて、アメリカのクリントン国務長官は27日、北朝鮮を強くけん制した。
クリントン国務長官は「北朝鮮が隣国に対し挑発的・好戦的な行動を続ければ、相応の結果を招くことになるだろう」と述べ、北朝鮮の言動をけん制する一方で、「北朝鮮が6カ国協議のプロセスに復帰する機会を望んでいる」とも述べた。
また、ホワイトハウスのギブズ報道官は、会見で「(北朝鮮は)威嚇や脅しによって関心を引きたいのだろうが、彼らのやろうとしていることは成功しないだろう」と述べている。
一方、韓国は、国防省が日本時間28日午前、対北朝鮮の情報監視レベルを引き上げたと発表した。
韓国は、「北朝鮮が挑発してくる場合は断固として対処する」との方針を示していて、朝鮮半島西側の黄海上にあるNLL(北方限界線付近)では、過去にも南北が軍事衝突していることから、駆逐艦を配備し、警戒を強めている。
(05/28 12:44)