リオデジャネイロ(CNN) ブラジル北東部セアラ州の村で豪雨のためダムが決壊し、12歳の少女1人が死亡、3人が行方不明となった。現地通信社が28日、消防当局者の話として伝えた。
報道によると、ダムは27日午後に決壊した。当局はダム決壊の恐れがあるとして、周辺住民に15日間の避難命令を出したが、その後安全と判断。住民は今週帰宅したばかりだったという。
消防当局者によると、住宅800―2000棟が浸水した。一方、連邦当局は被災者が500世帯、約2500人に上るとの推計を発表している。
同国では4月初めから広い範囲で豪雨が続き、被害は10州に及んでいる。連邦当局によれば、これまでに数十人が死亡、80万人近くが避難した。
通常は乾燥した北東部が水害に見舞われていることについて、専門家らは海水の温度変化や森林破壊の影響を指摘している。