メルマガイドよくある質問サイトマップ

トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル

RSS
最新号をメルマガでお届け

この記事の発行者<<前の記事次の記事>>最新の記事

JOG Wing No.0108 by CLICK INCOME

発行日: 1999/12/20


 _/          _/  _/                      反日の嵐、いかに処すべきか?
 _/          _/      _/_/_/      _/_/_/   
_/    _/    _/  _/  _/    _/  _/    _/    
 _/  _/  _/    _/  _/    _/  _/    _/      H11.12.20 2,948部
  _/  _/      _/  _/    _/    _/_/_/        JOG Wing No.0108
                                 _/     国際派日本人の情報ファイル
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/   _/_/     _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 

     JOG(118)では、「戦後補償の日独比較」をテーマとしました
    が、講和条約、賠償など、日本政府が誠実に戦後処理を完了し
    ているのに、さらに謝罪要求、賠償請求をつきつけようという
    反日運動が中国系アメリカ人を中心に、盛り上がっています。
    ほそかわ・かずひこさんにレポートをお願いしました。
                                        (編集長・伊勢雅臣)
    --------------------------------------------------------

     国際的な反日運動が、大きな広がりを見せています。今週東
    京で、反日的な「国際市民フォーラム」が行われます。これは、
    日本に戦争犯罪の謝罪と賠償を求める、一大デモンストレーシ
    ョンとなるでしょう。これに対し、日本の側から対抗する動き
    も始まっています。私たちは、いかに処すべきでしょうか。
    
    (編集者注:このメールは12/6に発信され、フォーラム12/10
    〜12に行われています。掲載が遅くなり、申しわけありませ
    ん)。

◆広がる国際反日運動
 
   国際反日運動は、ここ1年ほどの間に、急速に活発化してきま
  した。主な動きは、次の4点でしょうか。

(1)『ザ・レイプ・オブ・南京』をベストセラーとして、反日宣
   伝を展開
(2)米カリフォルニア州議会で、日本に戦争犯罪の謝罪要求を決
   議
(3)元米兵捕虜が、戦時中の日本企業を相手取る損害賠償の訴訟
(4)「南京大虐殺」を主題とする映画を製作し、西暦2000年
   に世界で上映予定

     これらを簡単に振り返って見ますと、(1)の問題の書は、
    昨年12月に米国で発売され、50万部を越える大ベストセラ
    ーになっています。全米の主な新聞・テレビで取り上げられ、
    センセーションを巻き起こしています。背後で在米華僑の諸団
    体が活動し、中国政府も関与していると見られます。一部のユ
    ダヤ系団体が関係しているとも言われます。

     次に、(2)は、今年8月、カリフォルニア州議会が、日本
    に戦争犯罪の謝罪と賠償を要求する決議を採択しました。在米
    華僑グループ等による議会工作が行われたようです。この決議
    自体には、法的拘束力はありませんが、次の(3)と結びつい
    て、損害賠償訴訟が起こっています。

     (3)とは、今年9月、加州議会が、第二次大戦中の捕虜が、
    強制労働させた国の政府や企業を訴えることを可能にした法律
    の期限を延ばしたもの。この法律に基づいて、加州、ニューメ
    キシコ州などで、三井物産、新日鉄、三菱重工などを相手取っ
    た訴訟が起っています。

     請求総額は、1兆ドル(約百兆円!)に達すると見られます。
    これは、現在の日本の国家予算、約70兆円を越える、莫大な
    額です。

     (4)の映画の題名は、『ラーベの日記』。アイリス・チャ
    ンが「ヒーロー、南京の活仏」とまで持ち上げるラーベを、中
    国人を何万となく救った人物として描く映画とか。第二の『シ
    ンドラーのリスト』として、親中反日の嵐を、全世界に喚起す
    ることが予想されます。中国政府が製作を後押ししていると見
    られています。(cf. 戦前の米中等による反日プロパガンダを
    想起されたし)

◆「国際市民フォーラム」を開催

     こうして反日運動が高揚するなか、来る12月10〜12日、
    東京に各国の反日運動家が集結して、「戦争犯罪と戦後補償を
    考える国際市民フォーラム」が行われます。10日は東京ウィ
    メンズプラザで、11〜2日には、社民党本部(!)の建物で
    行われます。

     来日するのは、カリフォルニア州議会で対日決議案を上呈せ
    しめたマイク・ホンダ州下院議員、戦時中の日本企業による強
    制労働を訴えた元米兵捕虜・レスター・テンニー元アリゾナ大
    学教授、旧関東軍731部隊(石井部隊)を追求しているシェ
    ルドン・ハリス・カリフォルニア州立大学名誉教授、「世界抗
    日戦争史実擁護連合会」の事務局長にしてアイリス・チャンの
    片腕・イグナチウス・ディン氏など。米国、中国、韓国などの
    主要反日団体の中心人物、総勢33人。

     この集会を呼びかけている「国際市民フォーラム実行委員
    会」には、我が国の左翼・市民運動家らが結集しています。呼
    びかけ人は、土屋公献・元日弁連会長を代表とする42人。そ
    のなかには、戦後補償、「従軍」慰安婦、中朝人「強制連行」、
    南京事件、戦争記念館等の問題に関わる、左翼・市民運動団体
    等の運動家・学者らが、ズラリと名を連ねています。

     当然、この国際フォーラムの内容は、外国人記者たちによっ
    て、一斉に各国に報じられるでしょう。

◆反論・対抗が始まっている
 
     こうした動きに対抗する動きは、ないのでしょうか。
     その活動は、始まっています。まず、12月15日には、
    「『南京』を考える会」(代表・東中野修道亜細亜大教授)は、
    東京都港区赤坂区民センターで、「「南京」はホロコーストで
    はない!」と題する緊急集会を開きます。藤岡信勝東大教授、
    東中野教授、高池勝彦弁護士、向井千恵子氏(故向井敏明少尉
    次女)らの講演が行われる予定です。

     また、加瀬英明氏(外交評論家)、小堀桂一郎明星大学教授
    らを代表呼びかけ人とする「故なき反日攻撃と日米分断を憂慮
    する国民委員会」は、国際市民フォーラム実行委員会に対し、
    公開質問状を出すことにしています。

     質問の項目は、1)米国内でも良識ある人々から批判されて
    いる「ザ・レイプ・オブ・南京」の扇動に乗っているのではな
    いか、2)サンフランシスコ講和条約での合意を否定するもの
    ではないかなどの3点とのこと。

     同委員会は、外務省や国会議員にも働きかけ、「日本はナチ
    ス・ドイツのようなホロコーストを行っていない」という事実
    を徹底させたいということです。<1>

     さらに、アイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』に
    対する、英文の反論書の刊行がいよいよ行われます。待ちに待
    ったものの登場です。

     竹本忠雄筑波大学名誉教授によると、「これまで我が方の声
    は(太平洋の)向こう側に届かなかったのである。ニューズウ
    イーク誌にせよ、ニューヨークタイムズ紙にせよ、日本からの
    反論も意見広告もシャットアウトだった。報道の公正も何のそ
    の、問答無用の態度をとり続けたのだ。しかし、いま、ようや
    くにして、我が同志たちによる最初の英文の反論書が太平洋の
    対岸で日の目を見るところまで、事態巻き返しがはかられるに
    至った」とのことです

     予定されている英文の反論書は、次の3点。

(1)東中野修道著『「南京虐殺」の徹底検証』(展転社)の完訳学術版
(2)東中野+藤岡著『「ザ・レイプ・オブ・南京」の研究』(祥伝社)に
   基づく大衆普及版
(3)図解入り提要とでも称すべき『再審南京事件』(日本会議国際広報
   委員会編)

     これらの3点は、西暦2000年の年頭に、ほぼ同時に刊行
    される予定とのこと。米国で発行されるだけでなく、一部は中
    国語に翻訳され、アジアでも頒布される見込みです。

     これは「日本からの、初の応戦」となるものです。「かつて
    前例をみない国際間の思想の火力戦」が、幕を切って落とそう
    としている」と、竹本教授は記しています。<2>

◆反日運動から何を守るのか

     さて、ここで重要なことは、私たちは、国際反日運動から何
    を守るのかです。・・・歴史認識? 日本人の名誉、誇り? 
    自分の心のよりどころ?国益? それとも・・・

     国際的な反日運動が目指しているのは、半世紀も前の戦争に
    関する謝罪や賠償そのものではないはずです。本当の目的は、
    不条理な謝罪や賠償を迫り、取ることによって、日本人を精神
    的に骨抜きにすることでしょう。そして、日本という国家を弱
    体化することでしょう。それによって、相手は、自らの政治
    的・経済的・軍事的利益を手にしようということでしょう。

     この容赦ない日本攻撃に抗して、私たちは、何を守るべきな
    のでしょうか。

     今月号の月刊「正論」に寄せた竹本忠雄氏のアピールは、こ
    の問いを熱く、深く、問いかけています。歴史的なアピールと
    なるかも知れません。関心のある方には、ご一読をお勧めしま
    す。

参考資料
<1> 産経新聞 平成11年12月6日号朝刊
<2> 竹本忠雄著「『背徳者』はどっちかー日本文化防衛戦を勝ち抜け」
        (月刊「正論」平成12年1月号)

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    ほそかわ・かずひこの<オピニオン・プラザ>
    http://www.simcommunity.com/sc/jog/khosokawa
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

■編集長・伊勢雅臣より■

    「私たちは、国際反日運動から何を守るのか」、このほそかわ
    さんの問いかけに、日本人としての生き方、日本の国家のあり
    方が問われています。
    
★ JOG(118) Common Sense: 戦後補償の日独比較〜ワイツゼッカーの苦衷〜
http://backnumber.to/body.asp?userid=10000699&fname=JOG118

購読申込・既刊閲覧: http://come.to/jogwing Mail: jog@y7.net
購読解除: http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/quit_jog.htm
Japan on the Globe 国際派日本人養成講座 http://come.to/jog 
JOG Town: 自分のホームページを無料で
    http://www.simcommunity.com/sc/jog/jog_master/main


 
  規約   
>> メルマ!の会報誌もお届けします

この記事の発行者<<前の記事次の記事>>最新の記事

ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to Google

この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

このメルマガの最近の記事




関連メルマガを探す

トップ > ニュース&情報 > 国際情勢 > JOG Wing 国際派日本人のための情報ファイル
melma!協賛企業

Brillia 東京建物|

おすすめメルマガ詰め合わせもうすぐ父の日!今年は温泉旅行の贈りもの♪あらためて考えてみよう!省エネ&環境のこと

メルマ! ガ オブ ザ イヤー 受賞メルマガ2008年度の受賞メルマガ
2007年度の受賞メルマガ
2006年度の受賞メルマガ
2005年度の受賞メルマガ




melma! ご利用規約 │ メールマガジン発行規約 │ お問い合わせ │ 会社概要 │ プライバシーポリシー
インターネット広告 サイバーエージェント