2009年5月29日2時10分
【バンコク=柴田直治】外国人を自宅に泊めたとして国家防御法違反の罪に問われているミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの裁判は28日、弁護側申請の証人調べが終わり、来月1日に最終弁論が行われることになった。その後、まもなく判決が言い渡されるとみられる。
スー・チーさんが書記長を務める国民民主連盟(NLD)のチ・ウィン氏が弁護側の証人として出廷。スー・チーさんの無罪を主張した。検察側の証人は23人認められたのに対し弁護側は1人だけ。有罪判決は避けられないとの見方が強い。
裁判が開かれているインセイン刑務所の外で同日午後、プラカードを掲げてスー・チーさんの釈放を求めた男性(53)が逮捕された。