[CML 000108] 「マスゴミ」という表現
maeda akira
maeda at zokei.ac.jp
2009年 5月 26日 (火) 16:42:06 JST
前田 朗です。
5月26日
「[CML 000091] Re: 朝日新聞コラムニスト・早野透氏の「ポリティカにっぽん
鳩山氏の『友愛』」の読み方」に、次のように書かれています。
> 《マスゴミ》という表現(きっこさんは、さすがにそんな表現をしていません
> が)で、
> 根拠なく「批判」する主張を読んでいると、ネットウヨを含む右翼の、朝日・
> NHK批判の
> 裏返しのようで、わたしなどは気持ち悪くなるのですが・・・・。
>
「マスゴミ」という表現は、1980年代から90年代にかけて日本にいらした
コラムニストの陸培春(ル・ペイチュン)さんが多用していた言葉です。もちろ
ん、日本のマスコミのことです。アジアへの差別意識むき出しで、人権を人権と
も思わず、歴史を歪曲し隠蔽し、他者を足蹴にして平気な日本のマスコミを「マ
スゴミ」と総称していました(全否定していたわけではありませんが)。講演会
でもよく使っていました。表現の仕方は、軽いジョークといったところです。敬
愛する陸さんにならって、私も時々借用していました。
最近は、弁護士の日隅一雄さんの本、『マスコミはなぜ「マスゴミ」と呼ばれる
のかー権力に縛られたメディアのシステムを俯瞰する』(現代人文社、2008
年)が出たこともあって、「マスゴミ」を使う人が増えたような気がします。私
はこの本を読んでいないのですが、タイトルおよびサブタイトルからして、きち
んと「マスゴミ」の説明をしているのだろうと思います。
他の人たちが「根拠」をもって批判しているのか、「根拠」なしに批判している
のかは、それぞれでしょうが。
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