民主党の小沢一郎代表代行は27日、福岡県篠栗町を訪れた。次期衆院選に向けた地方行脚の一環で、耕作放棄された水田を視察し、集まった地域住民ら約40人を前に農家の戸別所得補償制度を柱とする党の農業政策などを訴えた。
この日は鳩山由紀夫代表が、麻生太郎首相に初めて挑む党首討論当日。小沢氏は13日に予定していた討論を、代表辞任によって事実上キャンセルした格好となっている。
記者団から感想を問われると「僕は選挙担当だから選挙以外のことは他の人に聞いてください。選挙のことなら何でもしゃべるよ」と笑顔でけむに巻いていた。【渡辺創】
毎日新聞 2009年5月27日 20時11分