マスクはQ&Aの下にあります
厚生労働省の新型インフルエンザ対策に関するQ&A
Q.症状は季節性インフルエンザと同じ程度という意見もあるが、国内での感染防止策については、学校の臨時休業など不必要に強い措置となっているのではないですか。
A.当面の措置として掲げている事項は、咳エチケットなど季節性のインフルエンザ対策と共通のものもありますが、今回の新型インフルエンザについては、専門家諮問委員会の意見によれば、
(1) 現時点では、基本的には国民に新型インフルエンザウイルスH1N1に対する免疫がないと考えるべきであり、かつ、それに対応するワクチンが存在しないこと
(2) 基礎疾患(慢性疾患)を有する者を中心に重症化する例が報告されていること
(3) ウイルスの感染力やウイルスがもたらす病原性等について未解明な部分があること
(4) 感染を繰り返すことにより、ウイルスが変異する可能性があること
などから、症状は季節性インフルエンザに類似するとしても、慎重に対応する必要があると考えられます。
このため、専門家諮問委員会の意見に基づき、国内での感染防止策としては
(1) 積極的疫学調査の徹底
(2) 集会・スポーツ大会等の主催者に対する感染機会を減らすための工夫の要請
(3) 学校・保育施設等の臨時休業の要請
(4) 事業者に対する事業運営における感染機会を減らすための工夫の検討の要請
などの措置を講ずることとしました。
事業者のみなさまに講じていただく措置については、関係者に一律に強制するものではありませんが、それぞれの実情に応じて柔軟に取り組んでいただければよいと考えています。
Q.外出に当たり、必ずマスクを着用する必要があるのですか。
A.マスクは、咳やくしゃみによる飛沫およびそれらに含まれるウイルスなど病原体の飛散を防ぐという効果が高いものであり、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分で閉鎖的な場所に入るときに着用することが勧められます。
屋外などでは、相当混み合っていない限りあえてマスクを着用する必要はありません。また、施設や乗り物についても空いていれば、マスクを着用する必要はありません。
(目安としては、対面する人と人の距離が1〜2メートル)
ただし、外出に当たっては、マスクをいつでも着用できるよう、準備しておくことが望ましいといえます。
Q.公共交通機関におけるマスク着用については、どのように考えればよいのですか。
A.例えば、「患者や濃厚接触者が活動した地域」内に停車する電車については、混み合った車内でのマスク着用を呼びかけることになります。
一番重要なことは、発熱、くしゃみ、咳などを有する方は早めにマスクをつけていただくことです。
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