魔裟斗7月川尻戦、実現に障害なし
K-1を主催するFEG谷川貞治イベントプロデューサー(EP=47)は27日、7月13日の「K-1 WORLD MAX」(日本武道館)での魔裟斗(30=シルバーウルフ)の相手として川尻達也(31=T-BLOOD)にオファーをする意向を示した。都内で行われた「DREAM.9」の一夜明け会見後、「候補として申し分ない。正式オファーをさせてもらいたい」と話した。
川尻は00年から修斗、PRIDE、DREAMを主戦場にする打撃が得意の総合格闘家。昨年大みそかの「Dynamite!!」では、K-1ルールで武田幸三に1回KO勝ちを収めた。その後、7月と大みそかの2試合での現役引退を表明した魔裟斗戦を希望し、前日の「DREAM.9」のカルバン戦後のリング上で対戦を呼びかけた。魔裟斗は事故による渋滞に巻き込まれて来場を断念し不在だったが、谷川EPによると魔裟斗は「1回(川尻を)見たい」と興味を示していたという。
魔裟斗は以前、川尻に向けて「立ち技なめんなよってのを教えてあげますよ」と発言した。川尻は「なめているつもりはまったくなくて、逆に敬意を表してリングに上がったつもりだけど、そう言われるのは面白くない。口で言うより戦った方がいい」と、あらためて対戦を熱望。実現に障害はなさそうだ。【浜本卓也】
[2009年5月28日8時42分 紙面から]
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