岡山放送局

2009年5月28日 18時42分更新

県観光物産センター存続へ


岡山県がことし8月いっぱいでの閉鎖を決めている特産品の販売施設、「岡山県観光物産センター」に代わる新たな施設が岡山市内の商店街の空き店舗に設けられることになりました。

「岡山県観光物産センター」は平成3年に岡山市中心部の商業ビルにオープンした施設で、郷原漆器やい草を使った加工品など県内各地の特産品を販売しています。

この施設について県では危機的な財政状況が続く中、経費を節減するためことし8月いっぱいでの閉鎖を決めています。
しかし、地元の経済界などから観光振興のため存続させるべきだという声が高まり、県内の企業などでつくる県産業貿易振興協会は「観光物産センター」に代わる新たな特産品の販売施設をことし9月中旬をめどに岡山市の表町商店街の空き店舗に設けることなりました。

空き店舗の賃貸料は「観光物産センター」が入っている商業ビルの半分程度で済むということで、県産業貿易振興協会の金谷康孝事務局長は「空き店舗を利用することで商店街の活性化にもつなげ一石二鳥の効果を狙いたい」と話しています。