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JRA初珍事、障害戦15メートル短かった

 23日の東京4R障害オープン(直線ダート3300メートル)で、前代未聞の珍事が起こった。距離が3300メートルではなく、15メートル短い3285メートルで行われていたことが、レース終了1時間半後に明らかになった。

 原因は、発馬機が正常の位置より15メートル前に置かれていたため。東京の障害3300メートルは「直線ダート」と「直線芝」でスタート地点が違う。この日はダートの設定にもかかわらず、15メートル前にある芝のスタート地点にゲートが設置されていた。

 発覚したきっかけはレコードだった。勝ったエイシンボストンが従来の記録を1秒短縮する3分36秒2をマークしたことで、スタートの信号を発する発光機とゴール地点で受信する受光機の設定に誤りがある可能性が浮上。JRAがパトロール映像などで状況を確認、検証した結果、発馬機の誤設置が判明した。

 発馬機の位置は設置担当者、発走合図を送る担当者、発走委員らが確認するが、チェックを擦り抜けていた。金田裕之開催委員長は「二重三重のチェック態勢があったが、人為的なミス。関係者の皆さまには、おわびしたい」と謝罪した。出走馬の騎手、調教師から疑問の声は上がらなかった。レースが確定したため、不成立の要件には該当せず、馬券の買い戻しは行われない。レコードは取り消され、実際には行われない3285メートルの基準タイムとして残る。過去、同様のミスは確認されておらず、54年のJRA創立以来初めてのケースとなった。

 障害の平均時速は約55キロ。15メートルは約1秒に相当するから、正規の距離を走っていてもレコードに近い時計が出たと推測される。エイシンボストンはレコード賞のメダルを損したのかもしれない。

 [2009年5月24日8時47分 紙面から]


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