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Twitter、日本のユーザー伸び率好調も利用時間は米・英より短い

2009/05/27

笠井美史乃

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ネットレイティングスは27日、ニールセン・オンライン(Nielsen Online)が提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年4月データの集計結果を公表した。それによると、マイクロブログサービス「Twitter」の利用者が日本でも順調に増加していることがわかった。

Twitterは、ユーザーが短いテキストを投稿し、他のユーザーと共有するコミュニケーションサービス。SNSや通常のブログ等と比べて"ゆるい"コミュニケーションが特徴とされている。もともとは米国でスタート、多くのセレブや企業なども利用を進めており、最近ではその急拡大が話題になった。APIが公開されており、マッシュアップやクライアントアプリが盛んに開発されていることも特徴。日本においても、昨年4月の日本語版公開前から多くのユーザーに利用されていたようだ。

Twitterの利用者数推移と2009年1月の利用者数を基準とした伸び率

今年1月以降の利用者数推移については、規模では米国・英国に及ばないものの、伸び率では日本も順調に上昇する傾向が見られた。それぞれの国の利用状況については、一人あたりの平均訪問頻度には大きな違いはないものの、平均利用時間については米国17分33秒、英国27分19秒に比べて、日本は4分57秒と短いことが明らかになった(なお、この利用時間はブラウザベースで集計されており、クライアントアプリや携帯電話からの利用は含まれていない)。また、ユーザーの男女比は、米・英でやや女性が多いのに比べ、日本では男性が75%を占めている。

日本、米国、英国のTwitter利用者数、リーチ、平均訪問頻度、平均利用時間、男女構成比

ネットレイティングスのシニアアナリスト鈴木成典氏は、著名人によるTwitterを活用した情報発信が米英での利用者増を牽引してきたことを挙げ、「今後、米英同様に影響力のある著名人がコミュニケーションツールとしてTwitterを選択し情報発信を行えば、利用者数の急増が予想されます」と分析。また、企業がブログやSNSを利用する事例も見られるように、「Twitterが広く浸透し、多くの利用者を獲得すれば、コミュニケーションツールとして活用を検討する企業も増えてくるでしょう」と述べている。


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