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 10月5日(金曜日)三鷹市立第四小学校では,平成12・13・14年度 東京都三鷹市 教育委員会研究推進校 中間研究発表会”の公開授業が全校で実施されました。
 6年1組の夢育(総合的な学習)では“ウーマンズフォーラム魚(WFF)”の白石ユ リ子代表を CT(コミュニティ・ティーチャー)として招き『クジラの話と試食会』が行なわれました。
 子どもたちに会うのを楽しみにしていたという白石代表は,子どもたちに知ってほしい日本や世界をとりまく海産資源の現状や日本人が海の幸“魚”を食べてきた歴史的背景,海と緑の大切さなどについて分かりやすく講義。
 また,魚が獲れなくなってきている原因のひとつが,大量に魚を食べるクジラにあると考えられていることや,増えすぎている特定の種類のクジラを獲ることの重要性など,クジラの話を中心に授業を行ないました。白石代表は,限られた授業時間の中だけでは全然話し足りない様子でした。
 続いて,WFFのスタッフが用意したクジラの竜田揚げと,クジラの本皮の入ったクジラ汁がクラス全員に配られました。
 「これは何(の肉)でしょう?」の問い掛けにみんなが「クジラ!」と元気良く答え,ほとんどの子どもたちが初めての体験だという鯨肉を残さずに食べていました。
 授業後は玄関わきのスペースで,下校する子どもたちや教育関係の視察訪問者にも竜田揚げとクジラ汁がふるまわれ,こちらも好評を博していました。

▲三鷹市立第四小学校は,話題の“ジブリ美術館”のすぐそば。緑と都会のバランスのとれた素敵な環境です ▲三鷹四小では,“総合的な学習の時間”を“夢育”と呼んでいます。 6年1組ではこれまでにも“米”について『調べ学習』をしました ▲担任の松井先生。クジラの試食を一番楽しみにしていたのは先生だと,子どもたちにバラされてしまいました

▲用意したパネルを使って,わかりやすく話しを進める白石ユリ子WFF代表。 それでも全然話し足りなかったとのことでした
▲熱心に話しを聴く子どもたち。公開授業とはいえ,ふざけたり,おしゃべりする子が一人もいなかったのには感心 ▲給食後の5時間目だったにも関わらず,ほとんどの子どもたちが,鯨料理を残さずたいらげていました

▲出来たてを食べてもらおうと理科室が臨時の調理場に。壁には人体解剖図が ▲『お魚通信・gyo! IWC下関特集号』も全員にプレゼントされました。これは“調べ学習”の良い資料になります
▲「クジラは捨てるところがないというけれど,内臓も食べられるの?」など,さすが6年生の質問は本格的でした

▲たくさん用意した竜田揚げもクジラ汁も,またたくまに品切れに ▲クジラと気付いた子も,知らない子も,みんなうまいうまい!

▲クジラ汁は大人にも大評判。きっと懐かしい味だったのでしょうね






■関連サイト
三鷹市立第四小学校
ウーマンズフォーラム魚


海の幸に感謝する会
ウーマンズフォーラム魚(WFF)

■申し込み・問合せ■
ウーマンズフォーラム魚(WFF)事務局
電話:(03)3546‐1291 FAX.(03)3546‐1164




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