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“視聴率男”内藤、5戦連続20%超え

 中国で作られたポスターで写真が裏焼きになっているのに気づき、爆笑する内藤=東京・赤坂のTBS
 中国で作られたポスターで写真が裏焼きになっているのに気づき、爆笑する内藤=東京・赤坂のTBS

 「視聴率男」の本領発揮だ。26日に行われたWBC世界フライ級王者・内藤大助(34)=宮田=の5度目の防衛戦の視聴率(TBS=毎日系)が27日、発表され、平均20・4%、瞬間最高で27・8%の高視聴率をマークした。防衛戦で初のダウンを喫するなど大苦戦だったが、視聴率では07年10月の初防衛戦以来5試合連続の20%超えを果たした。関西地区では20%こそ届かなかったが、18・0%で同時間帯トップ、瞬間最高は26・8%という高い数字だった。(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)

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 26日のV5戦の平均視聴率は関東地区で20・4%、瞬間最高では27・8%をたたき出した。07年10月の亀田大毅戦以来、5試合連続となる20%超え。「テレビを見てくれるというのは本当にうれしい。(毎回)変わらずにうれしいです」と素直に喜んだ。

 今回はリング外でのドタバタ劇が世間の注目を集めた。試合3日前に中国・上海での開催が中止となり、急きょ、日本開催が決定した。しかも極めて異例の世界戦ワンマッチ興行でチケットは当日売りのみ。これらに加えて中国人男子初の世界王座挑戦と、終始、話題には事欠かなかった。

 試合もスリリングな展開だった。内藤が4回に左目上をカットし、5回には右目上をカット。6回には防衛戦で初めてダウンを喫する大ピンチ。終盤はなんとか持ちこたえたものの、最後まで目の離せない展開だった。瞬間最高は、判定結果が出た直後の午後9時24分だった。

 リング上では苦戦を強いられた王者だが、視聴率では面目を保った。次戦はWBCから90日以内に同級暫定王者ポンサクレック(タイ)との王座統一戦が義務付けられており、5度目の対戦が実現する。「ケガもあるしきついな。せめて120日以内にしてほしい」と、苦笑いを浮かべながら“悲痛”な叫びを上げていた。

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