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2009年5月27日(水) 19:50 |
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JR突き落とし殺人事件の初公判
去年3月JR岡山駅のホームに男性が突き落とされ死亡した事件で、殺人などの罪に問われている当時18歳の少年の初公判が岡山地裁で開かれ少年は起訴内容を認めました。
起訴状によりますと、この事件は去年3月25日深夜JR岡山駅で大阪府の当時18歳の少年が、岡山県職員の假谷国明さんをホームに入ってきた列車の前に突き落とし死亡させたとして殺人などの罪に問われているものです。 事件から1年以上が過ぎて開かれた27日の初公判で、上下赤のジャージ姿の少年は「間違いありません」と消え入るような声で起訴内容を認めました。 弁護側は「少年は犯行時に刑事責任能力に問題があった」と主張し情状の範囲内で争う姿勢を見せました。 一方検察側は「少年は犯行前に目的にかなった行動をとっている」などとして刑事責任能力は認められると主張しました。 また被告人質問の中で少年は犯行の動機について「将来の進路について父親に相談したところ見放された言葉をかけられたので人を殺して刑務所に行こうと思った」と述べました。 審理は27日と来週火曜日の2回で終了し、来月17日には判決が言い渡される予定ですが、少年の責任能力の有無をどのように判断するかが裁判の争点になりそうです。
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