山本(左)にパンチを見舞うウォーレン=横浜アリーナ
「DREAM・9」(26日、横浜アリーナ)
07年大みそか以来の復帰戦に臨んだ山本“KID”徳郁(32)がプロ2戦目の06年グレコ60キロ級世界王者、ジョー・ウォーレン(32)に1-2の判定で惜敗。総合では02年5月5日、修斗でステファン・パーリング(42)に負傷で敗れて以来、7年ぶり2度目の敗北を喫した。
組まれてヒザやアッパーをもらい、テークダウンされて珍しく下になる場面が長かった。左ミドルは何発も当てたが、グレコ王者の得意な組みに付き合ったことで「腕がパンパンになり、パンチが出せなかった」。2回には2度にわたって下から腕ひしぎ十字固めにトライして執念を見せたが、及ばなかった。
KIDは「下になったらダメ。負けは負け。相手の土俵に付き合っちゃった」と納得顔。「勉強になった。次は違う。やっぱ練習」と、気持ちを次戦に切り替えた。