２代目東関に先代がエール

東関部屋を継承する潮丸は、部屋のモットーを手にポーズをとった（右は東関親方）

　夏場所限りで引退し年寄・小野川を襲名した元幕内の潮丸（３１）＝東関＝が２５日、東京・墨田区の東関部屋で引退会見を開いた。「親方から頂いた辛抱、努力の言葉を励みに素晴らしい部屋で過ごした１５年間の力士人生は悔いはありません」と笑顔で土俵に別れを告げた。

　今後は６月１６日で協会を定年退職する師匠の東関親方（元関脇・高見山）の後継として年寄「東関」へ名跡を変更し部屋を継承する。この日、師匠へ「２代目東関大五郎」の襲名をお願いし快諾された。名実ともに部屋を継承するまな弟子へ東関親方は「もっと部屋が良くなると思います」とエールを送った。断髪式と引退相撲は来年初場所後の１月３０日に両国国技館で予定している。