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中田カウス「直筆で脅迫状はバカ」犯人をバッサリ

会見で脅迫犯を“斬った”中田カウス

◆ 大阪の吉本興業で会見 ◆

 漫才師・中田カウス(59)の自宅に脅迫状が届き、捜査線上に漫才師・前田五郎(67)が浮上している問題で26日、カウスが大阪市中央区の吉本興業本社で会見。「犯人を特定するのは僕やない」とした上で「脅迫状を直筆で書いてくるバカ」と犯人をばっさり切り捨てた。また、同社は前田の筆跡を鑑定した専門家の意見書を大阪府警南署に提出していたことを公表。南署も「正式な受理はしていないが、しかるべき捜査はやっていく」としている。

◆ 「仲が良いとか、悪いとかじゃなく…」 ◆

 カウスはなんばグランド花月での舞台の合間に会見。前田が犯人かどうかについての自身の見解は避けたものの、脅迫状の送り主へのコメントは痛烈だった。

 「送ったのが芸人さんだったとしてですよ」と前置きした上で「ここでは言えない言葉、モザイクをかけて報道された言葉は芸人として絶対に使ってはいけない」と怒りをあらわ。さらに「脅迫状のどこかに笑いがないか、オチがないかと探してみたんですけどない。これはいたずらじゃなくて嫌がらせやと」と“笑いを取るための”いたずらではないと断言した。

 最も痛烈だったのは、1月9日に自身が金属バットで襲撃された事件と脅迫状の犯人は別という自論を展開したとき。「襲撃犯は、手袋やフルフェースのヘルメットなどして慎重。直筆で脅迫状を送ったのはバカ」と言い放った。

◆ 筆跡鑑定警察に ◆

 吉本興業はこの日、前田の筆跡鑑定を実施し、意見書を18日に南署に資料として提出していたことをスポニチ既報通り認めた上で「社員の間でも脅迫状の筆跡が前田さんに似ているという声があったため」と説明。これに関し、カウスも「(鑑定結果は)同一人物の可能性が高いと聞いている。僕がいただいた年賀状にも似ていたし、届いた翌日に家内に『前田さんちゃうの?』と言われた」と筆跡が酷似していたことを明かした。

 前田からの年賀状については「ここ数年は届いていない。読んだら返事をする気にならない内容なので、返信をしたことは一度もない」と明言。2人の仲についても「良いとか、悪いとかじゃない。付き合いがない。だから、もめるようなこともない」と話した。

 「前田さんが犯人かどうかは分かりません」と語ったカウス。だが、報道陣からそう確信しているのでは?と問われると「起きたことに正直に、常識を持ってみなさんにお伝えするというのが大事やと思うから、今みたいな表現になる」とコメント。15分間の会見中に「違うと思う」という言葉は最後まで聞かれなかった。

[ 2009年5月27日付 ]

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