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素性不明の取り巻き&夜の帝王? 資産家殺害事件

千枝子さんが札束につまずきケガ

 今月25日、東京都板橋区で資産家の瀬田英一さん(74)と妻の千枝子さん(69)が遺体で発見された殺人・放火事件で、夫妻は日ごろから、素性不明の“取り巻き”の男を連れて近所のパチンコ店に出入りしていたことが、夕刊フジの取材で分かった。取り巻きはこれまでに数人いたとみられ、このうちの誰かが何らかの事情を知っている可能性もある。

 関係者によると、瀬田さんは江戸時代から続く大地主の子孫。自宅のそばにある川越街道を参勤交代で通った大名が一服のため立ち寄ったという逸話もある豪農で、歴史の副読本にも記述され、地元小学校の社会の授業でも取り上げられていたほどの有名人。一帯の一戸建てや賃貸住宅の大半は瀬田さん所有の借地に建てられたもので、近隣で知らない人はいないほどの大資産家だった。

 1950年前後、10代で資産を相続した瀬田さんは仕事に就いた経験がほとんどなく、土地や賃貸マンション、駐車場の管理のかたわら、夜には池袋西口付近の飲食店を高級スーツ姿で訪れていた。一晩で数十万円を使うこともしばしばで、なじみのホステスには「家から池袋まで(の約3.5キロを)自分の土地を歩くだけで行ける」と豪語。その池袋で美人芸者兼ホステスとして名をはせていた千枝子夫人を見初め、結婚した。

 最近では、連日のように夫妻で地元パチンコ店に出入りしていたが、夫妻をよく知る関係者によると、素性の分からない中年男性を連れていることが多かったという。もともと瀬田さんは気前がよく、タダ酒やタダ飯を目当てにした取り巻きが多くいた。「最近は銀行や不動産などの出入り業者はまったく信用せず、近所付き合いもあまりなかった。夫妻が唯一心を開いていた相手が彼らだったのかもしれません」と関係者は言う。

 瀬田さん宅には常に数千万円の現金が保管されており、事件翌日の26日にも、離れの和室の布団下から500万円ずつ束にした現金1000万円が発見された。「千枝子さんが札束につまずき足をくじいた」という“伝説”もあるほどの大資産家が、どこで彼らと知り合ったのかは不明だが、夫妻の暮らしぶりをつぶさに目撃していたことは間違いなさそうだ。

ZAKZAK 2009/05/27

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