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【国際】

制裁強化のたたき台 対北決議案 日米提示、ロ『支持の用意』

2009年5月27日 夕刊

 【ニューヨーク=加藤美喜】北朝鮮の核実験をめぐり、国連安全保障理事会の五常任理事国と日本、韓国の計七カ国は二十六日、前日に続き二回目の大使級会合を開き、新決議案の内容について調整に入った。この日は日米が北朝鮮への制裁強化を盛り込んだたたき台を提示。各国はこれを本国に持ち帰り、二十七日以降に協議を再開することで合意した。安保理は新決議の必要性では合意しており、焦点は真に実効性のある制裁強化ができるかどうか。

 安保理内では、五月の議長国を務めるロシアが月内の決着に意欲的だとして早期合意への期待が高まっている。ロシアのチュルキン大使は会合後、「われわれは強い内容の決議を支持する用意がある」と述べたが、具体的な制裁の是非については言及を避けた。

 

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