北朝鮮、再処理施設を試験稼働か 核兵器原料生産へ【ソウル27日共同】韓国の外交消息筋は27日、北朝鮮が核兵器の原料となるプルトニウムの抽出に使われる寧辺の再処理施設の復旧作業を終え、試験稼働させている可能性が高いと明らかにした。 先月中旬ごろに使用済み核燃料棒の貯蔵施設の門が開閉されたのに続き、先月末から再処理作業で使用する蒸気の製造工場が稼働。今月中旬には化学物質の運搬車両が捕捉されたという。米偵察衛星による情報とみられる。 北朝鮮は4月25日に再処理作業開始を表明していた。プルトニウムの追加生産の動きを本格化させていることが確認された形だ。 ただ、燃料棒を細断する際に発生する放射性の希ガス「クリプトン85」は探知されておらず、実際に燃料棒を使った作業に着手したかどうかは不明。 北朝鮮は使用済み核燃料棒約8000本を保有しており、米研究者は再処理により半年以内に約8キロのプルトニウムを抽出できると推定している。北朝鮮の技術水準では核兵器1個に6キロ前後が必要とみられている。 【共同通信】
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