中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 速報ニュース一覧  > 記事

ここから本文

【スポーツ】

会場変更でも9割埋まる 内藤の「ドタバタ世界戦」

2009年5月26日 23時02分

 WBCフライ級タイトルマッチを観戦する大勢の客=26日夜、東京都江東区のディファ有明

写真

 26日に東京都江東区のディファ有明で行われた世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ。王者・内藤大助選手(34)=宮田=は5度目の防衛に成功したが、開催地が中国の上海から急きょ変更となったことでチケットは当日券のみの販売で、前座試合のない異例の1試合だけの興行となった。

 挑戦者の熊朝忠選手(26)=中国=との一戦を行う予定だった上海の試合会場は、使用手続きの不備が分かり開催不能に。会場変更を余儀なくされ、この日は約800枚の入場券が用意された。関係者によると25日から問い合わせが相次ぎ、販売開始の午後4時には約80人の列ができた。会場は9割ほど埋まり、最も安い5000円のチケットは完売した。

 内藤選手の地元、北海道豊浦町の後援会は当初の「上海応援ツアー」の目的地を急きょ変更した。後援会の正源昭事務局長(56)は「最初、訳が分からなかった。何とかここまでこぎつけた」と安堵の表情を浮かべた。

 内藤選手は辛くも王座を守り抜いた。さいたま市の国分苑子さん(24)は「心配だったけど最後まで信じてた。年齢的にも体力的にも厳しいと思うが頑張ってもらいたい」とエールを送った。上海での試合を見に行く予定だった熊本市の男性(26)は「航空券やホテルなどのキャンセル料で1万6000円払った。中国開催中止は仕方ないと思う」と話した。

(共同)
 

この記事を印刷する


中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ