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最終更新:2009年5月27日(水) 20時34分

郵便割引不正、厚生労働省を家宅捜索

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 障害者団体向けの郵便割引制度悪用事件で、大阪地検特捜部は東京・霞が関の厚生労働省を家宅捜索しました。

 午前9時、大阪地検の係官およそ20人が厚生労働省に入り、障害保健福祉部を中心に捜索しました。

 厚労省の係長、上村勉容疑者(39)は2004年4月、活動実態のない自称・障害者団体「白山会」の前身「凛の会」の元幹部、河野克史容疑者(68)の求めに応じて、郵便料金の割引を受けるためのウソの稟議書などをつくったとして26日、逮捕されました。

 河野容疑者はこの稟議書をNPO法人「障害者団体定期刊行物協会」に持ち込み、郵便割引の適用を受けるために加盟を申請していました。

 「どうして稟議書が手に入ったのかなと。普通、稟議書なんて外に出さない。ちょっとおかしいと思って念書をかかせた」(障害者団体定期刊行物協会 佐藤三郎事務局長)

 「凜の会」に対しては厚労省の公印が押されたウソの証明書も発行されていましたが、当時の担当課長は・・・

 「取材は人事課に一元化してあります」(厚労相の当時の課長 村木厚子局長)

 また、関係者によりますと、「凛の会」の代表だった倉沢邦夫容疑者は、証明書の発行について厚労省に相談に訪れた際、民主党の石井一議員の元事務所関係者だと名乗っていたことが分かりました。

 倉沢容疑者は20数年前に一時期だけ石井議員の私設秘書だったとのことでしたが、事務所は「勝手に名前を使われ、非常に迷惑している」と話しています。

 特捜部は、一連の不正に厚労省が組織的に関わっていた可能性があるとみて、全容解明を進める方針です。(27日18:02)



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