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地域医療もう限界 赤字続く厚生連病院 公立並み支援を/秋田【東北】
掲載日:09-05-27
地域医療の中核を担うJA厚生連病院の経営は、診療報酬の減額や医師不足などから全国で危機的状況を迎えている。9つの病院を抱えるJA秋田厚生連も2期連続の赤字。このままでは、病院によっては運営が困難になる可能性も懸念されている。同厚生連は、公的な役割を果たす医療機関として公立病院並みの交付金と、十分な医師数の確保に向けた医療制度の見直しを国に求める。
ドミノ倒し――。農村地帯の八郎潟町にある秋田厚生連病院の一つ、湖東総合病院の小玉雅志院長は、医師が連鎖的に病院を辞める事態をこう表現する。常勤医師が2人いた循環器科では、3月末に1人辞めたことで負担が増えたもう1人も辞め、常勤医師がいなくなった。そのしわ寄せでほかの科の2人が辞め、21人いた常勤医師のうち合わせて4人が病院を去った。
・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)