県内ニュース

イブニング・シックス

無免許運転で人身事故 元県職員初公判(05月27日)

無免許運転で交通事故を起こし、相手にけがをさせた元県職員の男の裁判で検察は、懲役1年4か月を求刑しました。道路交通法違反などの罪に問われているのは元県職員・渡邊文武(わたなべふみたけ)被告41歳です。起訴状によりますと渡邊被告は、今年3月、福島市で無免許で車を運転中に原付バイクと衝突し、相手の男性に骨折などのけがをさせたとされています。渡邊被告は、平成9年が期限だった免許を更新せず、その後、およそ12年にわたって無免許運転を続けていました。きょうの初公判で渡邊被告は起訴内容をすべて認めました。一方、検察は、「県民や県の関係者に与えた影響は大きい」として懲役1年4か月を求刑しました。

外来魚の生息実態調査(05月27日)

ブラックバスなど増加する外来魚の実態調査が伊達市の阿武隈川で行われました。阿武隈川には平成2年からブラックバス類の外来魚が確認されるようになり、その数が年々増えていることから、生態系への影響が問題視されています。国土交通省・福島河川国道事務所が行ったきょうの調査では、この季節が産卵期であることから水中カメラを使って卵や稚魚の様子を撮影し、その数や動向を確認しました。また電気ショックや投網(とあみ)での親魚の捕獲も実施、きょうはその場で捕獲することはできませんでしたが、きのうから仕掛けていた刺網(さしあみ)ではここ数年急激にその数を増やしているコクチバスや北米原産のチャネルキャットフィッシュなどおよそ20匹が捕獲されました。福島河川国道事務所では今後も定期的に調査を行うと共に外来魚を駆除する為の研修会を開くことにしています。

南会津町役場職員を女性暴行で逮捕(05月27日)

知り合いの女性を暴行しようとした疑いで、南会津町役場に勤務する26歳の男が、逮捕されました。婦女暴行未遂の疑いで逮捕されたのは、南会津町教育委員会生涯学習課に勤務する廣野(ひろの)弥一郎(やいちろう)容疑者26歳です。警察によりますと廣野容疑者は先月22日の夜、町内の公園の駐車場に停めた車の中で、知り合いの20代の女性を暴行しようとした疑いが持たれています。廣野容疑者は警察の取り調べに対して、容疑を認めているということです。役場によりますと、廣野容疑者は今月のはじめごろから体調を崩し、入院していたということです。

馬のプール開き(05月27日)

ケガをした競走馬たちが治療やリハビリを行ういわき市の馬のプールがきょうオープンしました。馬のプール開きが行われたのはいわき市のJRA競走馬総合研究所常磐支所です。ここでは、この季節になるとケガをした競走馬などがプールを使って治療とリハビリを行います。きょうは足の故障などで施設に入所している31頭のうち8頭が、プールで今年の初泳ぎをしました。水の中を泳ぐことで足に負担をかけずに心拍機能を上げて体力をつけることができるこのプール療法。見学者が見守る中1周約40メートルのプールの中で馬たちは一生懸命に足を動かして前へ進んでいました。プールを使ったこのリハビリは、10月初旬まで行われ希望者は平日の午後1時半から見学できるということです。

中合会津店対策協議会を設置(05月27日)

中合会津店が来年2月で閉店することを受けて、きょう、会津若松市をはじめ地元の商工団体などが対策を話し合う「協議会」を設置しました。協議会では今後、中合に対して営業の継続を求めていくとともに、撤退した場合の跡地の利活用を検討していくことを決めました。福島市に本店を持つ百貨店「中合」は今月22日、売り上げの減少などを理由に来年の2月末(まつ)で会津若松市の中心市街地にある「中合会津店」を閉店することを明らかにしました。これを受けてきょう、会津若松市や県、そして地元の商工団体などが「対策協議会」を設置しました。協議会では、中合に対し来月にも雇用の維持を含めた営業の継続を要請することで合意しました。また、中合に対し、今の会津店を地域と協力しながら「地産地消の拠点」となる「街のテーマパーク」的な店舗にすることや、「撤退した場合の跡地の利活用策」などを提案していくことを決めました。会津若松市の中心市街地では来月いっぱいで「会津サティ」が閉店することが決まっていて、中心市街地の空洞化が一層進むことが懸念されています。

わいせつ元高校教諭 初公判(05月27日)

教え子の男子生徒にわいせつな行為をした県立高校の元教愉の裁判で検察は懲役6ヶ月を求刑しました。県青少年健全育成条例違反の罪に問われているのは相馬農業高校飯舘校の元教愉、紺野広史(こんのひろふみ)被告30歳です。起訴状によりますと紺野被告は今年1月、自分が受け持つクラスの男子生徒2人に対して下半身を見せるなどのわいせつな行為をしたとされています。きょうの初公判で紺野被告は起訴内容を全て認めました。また検察は「教師という生徒を守る立場でありながら自己の性的欲求を満たすための自己中心的な動機に酌量の余地はない」として懲役6ヶ月を求刑しました。

牛丼店強盗 男の実家を家宅捜索(05月27日)

須賀川市の牛丼店で先月発生した強盗事件で、警察は、逮捕した男の容疑を裏付けるため、きょう、男の実家を家宅捜索しました。強盗の疑いできのう警察に逮捕された住所不定、無職の渡辺裕太(ゆうた)容疑者の身柄は、きょう午後、検察庁に送られました。渡辺容疑者は先月10日の未明、須賀川市の「すき家須賀川店」に金属バットを持って押し入り、現金およそ4万円を奪った疑いが持たれていて、警察ではきょうまでに、犯行に使われたと見られる「金属バット」や「着衣」を渡辺容疑者の関係先から押収しました。また、これまでの警察の調べで渡辺容疑者は先月はじめごろから車の中で生活をしていたと見られ、逮捕当時、所持金が数十円だったことが分かりました。警察ではきょう午後渡辺容疑者の容疑を裏付けるため、先月まで住んでいた須賀川市の実家を家宅捜索しました。警察によりますと渡辺容疑者は、これまでの取り調べに対し「金が欲しかった」と容疑を認めているということです。

軽がブロック塀に衝突 2人重軽傷(05月27日)

きょう午前、郡山市中田町(なかたまち)の県道で軽自動車が道路脇のブロック塀に衝突する事故があり、乗っていた夫婦が重軽傷を負いました。事故があったのは、郡山市中田町高倉(たかくら)の県道・須賀川‐三春線で、きょう午前8時半ごろ市内に住む69歳の無職の男性が運転する軽自動車が道路左側のブロック塀に衝突しました。この事故で、助手席に乗っていた73歳の妻が内臓破裂などの重傷を負いました。また、男性も病院に運ばれましたが、ケガの程度は軽いと見られています。現場は、緩やかな右カーブで、警察では、男性がハンドル操作を誤った可能性があると見て原因を調べています。

会津大 プログラミングコンテストで活躍(05月26日)

コンピュータ・プログラミングの国際コンテストに出場した会津大学のチームが、きょう佐藤知事を表敬訪問しました。会津大学のチーム「Watch.c(うぉっちどっとしー)」は、先月スウェーデンで開かれた国際大学対抗プログラミングコンテストに初出場しました。このコンテストは、世界各国の大学がコンピュータのプログラミングの技術を競うもので会津大学は、参加した7109チームの中で49位に入賞する健闘をみせました。ニコライ・ミレンコフ副学長とともに佐藤知事を訪れたチームのメンバーは、写真を披露しながらコンテストの報告をしました。佐藤知事は「将来のステータスとなる素晴らしい結果に感謝します」と活躍をたたえました。

医療現場で一歩 県立医大で白衣式(05月26日)

臨床実習に臨む医学生に「白衣」を手渡す「白衣式」が県立医大で行われました。「白衣式」は、医学部の5年生が、実際に患者と接する「臨床実習」に入るのを前に、心構えを新たにしてもらおうと毎年行われています。式では85人の学生が竹之下誠一(たけのしたせいいち)病院長から校章が入った真新しい白衣を受け取り、さっそく袖を通しました。そして、学生代表の佐々木美里(ささきみさと)さんが「患者と信頼関係を築くことができるように努力していきます」と誓いの言葉を述べました。学生たちは来月からおよそ13か月間に渡って整形外科や小児科など26の診療科を回って臨床実習を行います。

北朝鮮の核実験 県が放射線監視を強化(05月26日)

北朝鮮がきのう地下核実験を行ったことを受けて、県では大気中の放射線の監視を強化しています。北朝鮮の核実験を受けて県の原子力安全対策課では原子力発電所周辺の23か所と福島市の、県内あわせて24か所に設置されている「モニタリングポスト」で大気中の放射線の監視を続けていますが、これまでのところ異常は見られないということです。また、きのう夕方から始めた雨の採集に加えて、あらたにきょうからは大熊町の原子力センターで大気中に浮遊するチリなどを「ろ紙」を使って集め、含まれている放射線量の測定をしています。県の原子力安全対策課ではこれらの測定結果を国に報告する一方、引き続き放射線の監視を続けることにしています。

国見町の両親殺害 娘の精神鑑定終わる(05月26日)

国見町で両親を殺害した疑いなどで逮捕された元・役場職員の女の精神鑑定が終わりました。今後検察が起訴すれば県内では初めての裁判員裁判の対象となる可能性があります。精神鑑定を受けていたのは、国見町の元・役場職員武田京子容疑者です。警察によりますと武田容疑者は、ことし1月、両親の首を着物の帯止めで締めて殺害したほか宮城県に住む自分の娘を殺害しようとした疑いが持たれています。福島地方検察庁ではことし2月から武田容疑者の精神状態を調べるため専門医による鑑定を行っていましたがきょうまでに終わりました。今後、検察が刑事責任は問えると判断して起訴すれば、県内では初めての裁判員裁判の対象となる可能性があります。

須賀川の牛丼店強盗 容疑者の男逮捕(05月26日)

先月、須賀川市の牛丼店に男が押し入り、現金を奪った強盗事件で、警察は22歳の男を逮捕しました。強盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定無職の渡辺裕太(ゆうた)容疑者22歳です。警察によりますと渡辺容疑者は先月10日の未明、須賀川市大黒町(だいこくちょう)の「すき家須賀川店」に金属バットを持って押し入って男性店員を脅しレジから現金およそ4万円を奪って逃げた疑いが持たれています。警察では、防犯カメラに映っていた犯人の特徴などから渡辺容疑者が犯行に関わったとの見方を強め、逮捕しました。捜査幹部によりますと渡辺容疑者は、半年ほど前に派遣で働いていた工場を辞め、先月上旬からは車の中で生活をしていたということで、逮捕時の所持金は小銭しかなかったということです。渡辺容疑者は警察の取り調べに対して、「金が欲しかった」と話し容疑を認めているいうことです。