「最後のパレード」と読売の社会貢献妨害① 【中村】

投稿者: 中村 投稿日時: 2009/05/27 16:19:20

50年以上の伝統を誇るディズニーの世界へ断りもなく土足で上がりこみ、パーティを台無しにした読売新聞の「盗用疑惑」捏造報道から1ヵ月以上が経った。

今、何が起こっているのか、今後どのように展開していくのか、そして、読売の捏造報道を引き起こした背景と真因は何なのか、これらの疑問点についてシリーズで答えていきたい。

第一回目は、ディズニーランドの公益性の高さについて書く。読売が何も知らないで「不法侵入」してきたディズニーの世界の「真実」を知らないと、読売の捏造記事による報道被害の全容は決して理解できない。

東京ディズニーランドの開発理念について、パークを築き上げた上澤昇オリエンタルランド元副社長は、著書にこのように書いている。

「公有水面という国民の共通財産を埋め立ててつくった土地を使用する私達には、国民に喜んでもらえる施設を造って、企業の社会的責任を果たしていく責務がある。」

舞浜の舞台だけではなく、ミッキーマウスやミニーマウス、そしてディズニーランドの親善大使であるアンバサダーは、25年間に渡り福祉施設や病院などを訪れ、パークを訪れることができない人々を慰問し続けてきた。

このように、善意による幸福の創造を理念にかかげたディズニー・テーマパークではあるが、その成功をねたむ「アンチ・ディズニー」は五万といるのも事実である。このようなマインドが貧困な人にディズニー・テーマパークの素晴らしさを語っても決して何も伝わらない。

反対に、ディズニーを愛し続ける心豊かな人々はディズニーを称賛する。以下にディズニーを愛した手塚治虫氏のエピソードを紹介する。

「ディズニーの国」という月刊誌の1963年10月号に手塚治虫氏自身が子供たち向けの短い文章を寄稿している。

<引用開始>
「ディズニーさんとぼく」
こういう題をかきましたが、ディズニーさんとはあったこともないし、だいいち、ぼくとはおやこぐらいとしがちがいます。
でもぼくは、ディズニーさんを先生というより、おとうさんのようにしたっているし、大すきなのです。
ディズニーさんの映画でなんといってもいいのは、どの映画も、よわいものや、ちいさなもののみかたになってつくられていることです。それから、もうひとつ、どんな悪者がでてきても、かならず心の底に、なにかやさしさと、したしみがかくれているからです。ぼくは、バンビやわんわん物語が大すきなのですが、マンガ映画で、涙がでてきたのは、けっしてぼくがおセンチのせいではないでしょう。
ディズニーさんのえらいところは、世界じゅうのこどもたちのために、映画だけではなく、いろんなおもちゃや、遊園地をつくって、自分の夢をどんどん実現していったことでしょう。
はじめは、とてもまずしかったそうです。おくさんと、豆ばかりたべながら、ミッキーマウスをつくった話をきいていますし、白雪姫ができあがったとき、一文なしになって、みすぼらしいかっこうをしながら、白雪姫の映画館のまえの、お客の長い列のうしろでじっと立っていた話も聞いています。お金もうけのためや、じぶんの名まえをうるだけのためなら、とてもできないことです。でも、世界じゅうが―日本でも―ディズニーさんがやりとげたことを、あとから、どんどんまねしはじめました。ぼくだって、ディズニーさんのあとをおいかけるために、絵をそっくりまねしたものです。
このあいだ、ディズニーランドのまねをした、遊園地へいってきましたが、なにからなにまで、ディズニーランドそっくりなのですが、なにか、ひとつものたりないのです。見おわって、そのたりないものがなにか、やっとわかりました。こどもたちへの愛情だったのです。つまり、ほんとに心のそこから、こどもたちのためにつくったものではなかったのです。
ディズニーさん、どうか長生きして、もっともっと、世界じゅうのこどもたちをよろこばせてください。
<引用終了>
「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た! 馬場康夫著 講談社

その3年後・・・ウォルト・ディズニーは帰らぬ人となった。65歳だった・・・合掌
この本にはこのように書かれている。

<引用開始>
「ディズニーの国」という、ディズニーのいわば公式雑誌に手塚が寄せたこの一文は、軽やかな文章とは逆に、その内容はとてつもなく深く重い。特に「ぼくだって、ディズニーさんのあとをおいかけるために、絵をそっくりまねしたものです。」という一節には、心を動かさずにはいられない。なぜならそれは、手塚治虫が、ウォルト・ディズニーは「好き」で真似した相手を訴えたりするはずがないと、心から信頼していた証拠だからだ。
そもそもディズニーの長編アニメの大半は、世界の有名なおとぎ話のリメイクである。
<中略>
エンタテイメントは、先の時代を生きたクリエーターの愛と信頼に基づく模倣の積み重ねであることを、シェイクスピア以降、誰よりも明確に示したのは、ウォルト・ディズニーその人であった。ディズニーランドのアメリカ河に浮かぶ、トム・ソーヤ島やマーク・トウェイン号を見るたびに、私たちはマーク・トウェインの作品に憧れ、模倣し、それを乗り越えたウォルトの、マークに対する心からの尊敬と愛情を感じて、微笑まずにはいられない。
<引用終了>

朝日新聞はディズニー・テーマパークをこのように評している。

ディズニーランドルポにっぽん 2008年12月30日 朝刊一面・二面
「不況 ミッキーを求めて」
「居るだけでいい」癒しの聖地
「お上」より信じられる

<引用開始>
ミッキー人気が世界に広がったのは1929年に始まる世界恐慌の大恐慌の時代だと、これは10年前に米ディズニー本社で当時の幹部から聞いた。つらい時代、人はミッキーに癒されたのだ、と。

そして今、日本は「未曾有の」なる言葉が飛び交う苦境にある。経済ばかりではない。首相は立て続けに政権を放り出し、霞が関は年金問題の不始末その他でいかにも頼りなく、良くも悪くも日本を回してきた「お上社会」はお上総崩れで立ち行かない。

安心、安全、質の良さ。ディズニーというブランドは、お上が失ってしまったものを一手に引き受けている感がある。今や公的機関の色さえ帯び、その信頼度は群を抜く。

書店には「ディズニーに学べ」式の本が並び、ディズニー主催の企業や団体向け研修会に官庁職員も来る。

「この場所に居るだけでいい。周りはみんな笑顔だし癒されますよね」
年一度、必ず来ると決めていると二人は言った。これはもう幸せの確認作業、TDLはある種の神聖さを帯びてそうした人々を引き寄せる。

能登路氏(能登路雅子東大教授)は格差社会を映して「自分はまだ大丈夫という自己確認の場になっている」と見る。

ミッキーが日本を癒して回れば、派遣元たるオリエンタルランド社側が癒されたこともある。正確には、この会社が障害者雇用のため設立した子会社が主舞台だが、そこで作業する人たちが言葉を交わしたのは天皇夫妻である。一年前、障害者週間にちなんでのことだった。
<引用終了>

愛と信頼と思いやり・・・ディズニーランドは単なる「私企業」ではない。社会的公共財であるのだ。

その、ディズニーランドで本当にあった「感動」を集めた本が、悪意を持って貶められた。

このままではいけない。私はこの「最後のパレード」で得た資金で多くの社会貢献活動を行うつもりだった。それができなくなったことが本当に悔しい。

私は、近いうちに一冊の本を出版する。読売新聞の捏造記事は以前から私を「敵」としている東村山のネット族から、読売の記者が「ガセネタ」をつかまされた「疑惑」に起因する。その一部始終を本に記す。

明日は、そのことについて書くが、読売新聞は大変なことになるに違いない。

さらに、ディズニー・テーマパークを運営する株式会社オリエンタルランドの「隠し事」についても書かせて頂く。15年間スーパーバイザーを務めた私が「墓場まで持っていく」と決めていた話を書く。加賀美会長体制は崩壊するに違いない。

科学の「科」とは「分ける」という意味である。ディズニー・テーマパークとオリエンタルランドは全く別物であり、分けて考えるべきである。私は私たちが井戸を掘ってきたディズニーランドを守るために戦っていきたい。



これまでのコメント

  1. 内部の専門家 :

    おーい中村君、ちょっと待ちたまえ
    投稿する前に、文章を十分に推敲することをお勧めする。

  2. 匿名 :

    <引用終了>
    「思いやりマインド」について考えさせられた。
    「大きな白い暖かい手」の作者のおばあさんに著者の中村氏は思いやりのひとかけらも与えず、思いやりで事後承認しろと言い張る。
    中村氏は「思いやりマインド」がディズニーの理念だと言うが、こういったことはディズニー内部でも行われているのだろうか?
    それは果たして飲食物を持ち込ませないで、内部のレストラン等で相場とはかけ離れた料金の飲食物を買わせるということとつながっているのか?
    はたまた、障害者をドナルドダックの中に入れて過重労働をさせていることなのか?

    どちらにせよ、この件を機会にディズニーを見る目が変わりました。
    ディズニーは表面を取り繕うために、多くの人間を犠牲にしているのだと・・・。

  3. はげポン吉。 :

    人間ってのは開き直るとこうも浅ましくなるものなんだね。

    同じ人類として恥ずかしい限りだよ。

  4. kimasuta- :

    「吐いたツバ飲まんときや」という言葉があります。
    この誰もが見られる場でこのような意思表明、かなりの勇気が必要だったでしょうね。
    がんばってください。表明だけで終わらないことを祈ります。

  5. 匿名 :

    ディズニーランドが素晴らしいのは皆知っていること。
    問題にしてるのはディズニーの名を借りて盗作したあんたの行為。
    いい加減に投稿するのは止めてくれ。

  6. 匿名 :

    著作物には保護期間があるのだよ。おとぎ話はまず著作権者が不明で当然保護期間は過ぎている。マーク・トウェインも保護期間は過ぎている。
    手塚治虫氏がやったのは練習のための模写であって、そっくりに描いたものを自分の作品として発表・販売したわけではないのだよ。

  7. 匿名 :

    「盗用疑惑」じゃなくて「完全に盗用」だからそこは訂正したほうがいいな
    寄付も突き返されたそうだが、いつまで嘘をつき続ければ気が済むんだね?
    人として恥ずかしくはないのかね?

  8. 匿名 :

    >今、何が起こっているのか、今後どのように展開していくのか、
    >そして、読売の捏造報道を引き起こした背景と真因は何なのか、
    >これらの疑問点についてシリーズで答えていきたい。

    あなたが、あなた自らの行ったことで、自らの潔白や自らの理念の主義主張を行う事は、全然否定するものではないが、それらは、ご自分が開設している立派なホームページ上で存分にされることを要望したい。

    この論談が、あなたの言い訳の場やあなたの理念の主義主張への攻撃の場になっている現状は、決して望ましいことではないと思う次第である。

    ”この論談でシリーズで答えていきたい”とのあなたの主張は理解しがたく、それらはあなた個人の問題であり、社会の問題だとするには、私にはいかにも理解し得ない。個人的問題はあくまで個人の場で、対応されることを要望する。

  9. 一医師 :

    暫くPCから離れて専門的治療を受けるようにお勧めしたのですが・・・
    まだ早いと思います。入院の必要はないと思いますが外来で半年は様子を見るべきです。
    さらに、あなたはディズニー愛好家でしょうが、今のあなたの発言は内容に関わらず
    ディズニーにとってプラスにはなりえず、むしろマイナスになる可能性が高いです。
    愛するディズニー、そしてご家族のためにも、
    あなたは自分がちょっと心の調子を崩しているなと自覚し、治療を受け入れるべきです。

  10. plus :

    本を出版するのも論壇でシリーズで言い訳するのも個人の責任のうちでしょうが、
    この二つをする前に以前するすると言っていた記者会見・請願・提訴のほうを
    先に片づけてください。でないと「またクチだけか」と思われてしまいますよ。
    ここで言い訳してもなんの進展にも解決にもなりません。
    あなたのいうネット族に笑いを提供するだけです。

  11. 匿名 :

    現在、君の作った「盗作本」を公立図書館から排除する運動をやってるよ。
    著作権の侵害本を子供たちに読ませるわけにはいかないからね。
    破廉恥な行動で余計な手間は掛けさせないでくれ。

  12. 匿名 :

    >読売新聞は大変なことになるに違いない。

    >加賀美会長体制は崩壊するに違いない。

    いい年してこんな夢想に酔っているのはもとより健全ではありませんが、あげくところ構わず垂れ流している様は醜悪であるとしか言いようがありません。
    戦っていくのは結構ですが、そんなお花畑的な甘い見通しでは惨敗するのが関の山でしょう。
    その姿は悲劇ではなく喜劇として人々の記憶に残ることとなるのではないでしょうか。
    いずれにせよ、ここで書くべき内容ではありません。
    ご自分のサイトなりで責任を負っておやりになってください。

  13. 匿名 :

    誰にそそのかされてるんだか知りませんが、読売その他を敵視することが墓穴だと思わないんでしょうか。 この一ヶ月は頭を冷やすには不十分だったんでしょうか。 なんともお気の毒な方だと思いました。

  14. 匿名 :

    明日と言わずに今日、今すぐ書いてください。

    ほんと楽しみです。

    読売が焦るところを早く見たい。

  15. 狼少年 :

    あれれ、もうディズニーネタは書かないと宣言してませんでしたか?

  16. 匿名 :

    攻撃先をOLC会長様に変えたのですねw
    どういう話が出るのか楽しみです。

この記事にコメントする(公序良俗に反するコメントは予告なく削除することがあります)

カテゴリー

投稿文へのコメント

 

2009 年 5 月
« 4 月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

携帯電話からのアクセス

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン