トマトを背負ったなめくじ  温帯用語:基礎の基礎  トマトを背負ったなめくじ

温帯用語の基礎知識 より抜粋しました。
本家↑とか過去ログも読んでね。


温帯温帯用語の基礎知識
トマト腐ったトマトトマトの思いトマトの日
500円読者500円
なめくじ

おまけ:スレ用語基礎の基礎

温帯 ( おんたい )

偉大なる小説家、栗本薫先生の2chにおける呼び名。 「冗談でも御大などと呼びたくねえ!」ということでこのように呼ばれるようになったらしい。(tomatoes)
「常に最悪の展開を想定しろ。しかれども、 温帯は必ずそれを右斜め45度上回る展開を見せてくれるだろう」 (民明書房刊「正しい温帯小説の読み方」より)
オン=タイなる魔物もいるらしい。
ランダーギアまで行くと熱帯である
この度「2典」(2ちゃんねる用語辞典)にも掲載された。めでたい。

温帯用語の基礎知識 ( おんたいようごのきそちしき )

一般常識との乖離(ホヒィ度)を示す。
これほど注釈が必要な(=脳内変換が多い)作家に付き合っている読者も珍しい。
【参考】各スレッド、及び当辞典
筋金入りの(元)読者達の手により、すでに基礎どころではない知識が蓄積されている。
知識の正確さではすでに温帯をはるかに凌駕しているトマトたちも
黄金律を支配している温帯にはここでグチを述べるのが精一杯。
あぐら坂というサイトがある限り、温帯用語は垂れ流すように生み出されていく。
またグインサーガ本編の後書きからも生み出され、編纂のネタが尽きることはない。(0)

トマト ( とまと )

我々のこと
現在の「グインサーガ」に不満を持つ者たち。
語源・由来は、「腐ったトマト」を参照のこと。
⇔対義語:信者
ワルツスレの捨てハンに多数の品種名が見られる。
由来を正確に解釈するならば我々は「トマトスリンガー」である。
パイを投げつける人間がpie-tosserなので、
我々はtosser of rotten tomatoesとでも訳すべきなのだろうか。
トマト----惰性の植物。原産地はハヤ力ワ南部のJAからアグラ大失言。
歴代のあとがきによって投げ付けられ、中庭内にも栽培されるようになる。
最速で15巻くらいまでで育つ。
ヘタは深緑で星形。涙は真紅。姿は赤く丸い。
信者には適さないが、忍耐がいいので新刊の早ウマとして待たれることもある。
懐古を好み多くのネタを必要とする。
祭のはじけ方がsageなスレのみかけによらずいさぎよいとして、
「4月1日の看板」とも呼ばれている。
ごくまれに、ナメクジの背に負われるものもある。

腐ったトマト ( くさったとまと )

グイン・サーガへの批判意見を作者がこう形容した。 「腐ったトマトを投げて来る人達」
単なるいちゃもんからまっとうな批判まで、全てこの言葉で括られるのでとても便利(作者にとって)
出典「グイン・サーガ79巻 ルノリアの奇跡(早川書房)」あとがき

トマトの思い ( とまとのおもい )

トマトは、初めから腐っていたわけではないのです。
トマトは、初めから温帯を叩いていたわけではないのです
トマトの思い出。ごく一部を過去スレから引用します。ご覧ください。
「彼らは飛んだ。自由へ、そして運命に向かって」
その飛翔するさまを、そして行き着く先を見届けたくて20年以上の歳月読みつづけてきた。(22,163)
1巻のルードの森は、暗くて怖くて恐ろしい場所でした。リンダに感情移入して読んでいたので、不安でどきどきしましたね。
あのグインと出会って焚き火を囲むシーンは、良かったなあ。子供たちと傷ついた英雄のささやかな避難所って感じで、暖かくもせつなかった。 (22,734)
リアル厨房の夏に図書館で手に取った黄表紙の文庫本が私を変えました。
それまで読んできたヒーローとは一線を画する(文字通り)骨太の超戦士。
陰陽際立つミステリアスな双子、憎めないバイプレーヤーである紅の傭兵などのキャラクターと、迫り来るイドの大群を初めとする鮮烈なイメージが私を撃ちました。
図書館で借りた辺境編5冊をその日のうちに読み終わり、熱気で満ちる部屋の中で明日が来るのを心待ちにしたあの夜の記憶は、今もくっきりと思い出すことができます。
宮廷での陰謀劇、うまく纏められた短編達、北の地での冒険譚。
読書経験の浅い私にとってページを開くたびに広がる中原の光景は、全てがめくるめく体験でした。図書館に収められている分を読み終わったら、明日からどうしようと真剣に悩んだのも懐かしい思い出です。(21,143)
私が最も感動したのは辺境編でリンダたちがピンチに陥ったときにス二がセム族を率いて助けに来るところ。
「リンダーッ」 「スニーッ」
と抱き合う二人も草原の彼方に消えてしまいました。
最近、読んでないんですけれどスニは元気にしてますか? (22,88)
もーばかばかばかっ!
「理想の男=イシュトヴァーン」って文集に書いた私の青春てなに?
辺境編でいったん逃げながら、リンダたちを助けに馬を引き戻したイシュトに惚れてました。彼がヨナを軍師にして、中原制覇に乗り出す成り上がり一代記を夢見ていた。(22,158)

あのころのタフで陽気な傭兵イシュトよ、どこに消えた。(6,162)
前の彼は、正規の剣術を習ったマリウスに負けそうになるくらい滅茶苦茶な我流でさー。
そこを戦場上がりの気迫で押し返すところが格好よかったんだ。(6,163)
ミアイルが暗殺された後、マリウスが旅立つ時の文章。
「空には、雲が速い」
:
:
「雲が、速い」
私にとって、これは今でも情感胸に迫る最高の文章です。
こんなに短くて、こんなに泣ける文章はあの後も出会っていません。(21,106)
グイン内での運命の一言は、やはり「3年待てるか?」ですね。絶対に結ばれないとは思っていたけれど、でも…泣かせたなぁ。イメージが、文章と文章の隙間越しに、どころか、部屋いっぱいに広がってみえた。スカールとリーファのくだりはどこをとってもお気に入り。(あと12巻の政治的な話も好き)(22,453)

どんな悲劇に終わっても、この二人の恋を見守っていこう、と決心したよ。
(22,143)
イシュトの髪を琥珀で押したペンダントを外すと、憑き物が落ちたように預言の力が戻ってきたシーンは印象に残っています。
あれを最初に読んだ時は、ちょっと悲しかったな。でも当時は、やはり王家の姫と王子が結婚するのが普通なんだろと考えてそれなりに納得してました。(21,705)

イシュトとリンダは幸せになって欲しいと思う気持ちは間違いなく本当でした。
JUNEを読む人間はやおいカップルしか受け付けないわけではないのです。
蜃気楼の中、「3年待てるか?」と言ったイシュト、待ち続けるリンダ、
「イシュトヴァーンを愛してるの!」という告白……
まるで自分の初恋のように胸を痛めて読んでましたとも。
飾りひもを投げ捨て、スカールに受けた傷にうなされながら、いつかパロに攻め入る夢を見るイシュトに涙しました。(21,188)
時空のどこかに消え去った闇の王子を思いだしました。
酷薄で冷血な、人の命を「ボッカ」の駒のように操る「典雅と美の裁決者」
(だったか?)はどこにいったの?(21,300)

ナリスさまは、「いか〜にも」鼻につくキザっぷりがいっそ気持ち良いってくらい徹底してたんですよね...。 長い黒髪の美形に弱い私は心酔してたよ。(21,655)
25歳、女。グインを知ったのはやはり15年前のベーマガ。
昔は兄と新刊先読み権を争い、拳で語り合ったなあ…。(22,244)
地味な学生生活を送っていたので、壮大な冒険ものにものすごく心を躍らされました。
グインが大好きだった。あんなに強くてしかも、どんなダメな人間でも一掬の涙を注ぐ寛容性をもったグインに憧れました。この主人公がいる限り、どこまでも付いていく!と誓ったものだ。(21,293)
自分の思いを歌い上げ、キタイの少年達に滂沱の涙を流させたマリウス。
「歌うね。おじさんの好きな歌を全部」と言ったマリウスのことを覚えてますか?(25,37)
アリとイシュトの関係は魅力的でした。
優れた頭脳を持った醜い辻占い師が、野心を持った若者を国王に祭り上げる。なんてかっこいいんだと思った。青い血だ聖王家だと敬われるパロに対極する設定だから。イシュトに対していばくかの同性愛的感情を持つのも、一種の強い主従関係として納得いくものだった。(6,438)
「サイロンの豹頭将軍」の、「俺はケイロニアが好きだ@グイン」。それまで綿々と積み重ねてきたものがあったから、単純な一言に重みがあって泣ける。(22,63)

いいよな。その一言はとても好きだし、重みがあるね。グインが、やっと自分の帰るべき、心安らかにできる場所を見つけたんだからな。(22,64)

自分が最後にぐっときたのは、『風の挽歌』。
オロの最期を、彼からの伝言をゴダロとオリーに伝える場面。あれは今読んでも涙ぐむ。(22,64)
15年前、私はグインサーガに夢中な中学生でした
1 5年前、我が家は家を建築しました
グインサーガ100冊を並べたく、
部屋にはめ込みの大きな本棚を作ってもらいました…
いつか、グインが100冊並んだら壮観だろうなと。(25,163)
初めて手にした巻が20巻のサリアの娘。「我が名はアルディーン」
なんかえらく感動して期末試験そっちのけで1巻から読み漁った。
俺の青春を返してくれーーーーー
そして、今はこんなトマトです・・・
(スレ34,262より)
折れは今でもグイン・サーガのプロットそのものは
(基本が20年前の構想である事を割り引けば、そして本物の地雷作品群に比べれば)面白いと思う。
畳み方がどんどん安直でデタラメになってはいるが広げた風呂敷のでかさはすごいと思う。
しかしそのプロットを描写する文章がどんどん劣化する一方で
今やプロットのおもしろさを感じるには冗長で片寄った原文を脳内で整理し
状況を再構成しなければならないというありさま。
最初からこういう文しか書けない作家ならそう思って読む(読まないかもしれないが)。
でもそうではなく、途中から加速度的に劣化したからもにょった。嘆いた。怒った。そして諦めた。
そんなところだ。

トマトの日 ( とまとのひ )

おそらく一生に一度だけ、2chの中でトマト達が日の目をみた日。
2002年4月1日、ライノベ板のロゴが一日だけ「今日からここはグインサーガ板」に。
この日ばかりはグインスレがage進行となり、
「ageてもあぐら坂に逝かなくていい日」とトマトたちは手を取り合って喜んだ。
(ttp://lightnovel2ch.tripod.co.jp/guinsaga.gif参照)

500円読者 ( ごひゃくえんどくしゃ )

温帯があぐら坂の更新日記(2000/10/24)において、批判意見を出す読者に対し 「500円払ったくらいで、好きなことが言えるとは思わないで欲しい。 5000円出して芝居を見に来てくれたお客さんのいうことなら、 少しは聞くつもりもあるけれど(大意)」発言有り。 その後フォローにならないフォローはあったものの、覆水盆に帰らず。 それまでついていったのに、この発言で洗脳が解除された人も少なくない。
類語は「腐ったトマト」「トマト」

500円 ( ごひゃくえん )

温帯にとってはこの程度の金を払うファンなどファンじゃないらしい。
だが、今のグインに果たしてこれだけの価値があるだろうか? いやない(反語)
文庫本一冊を意味するらしい。 しかし現在のグイン・サーガの値段は 500円をとっくに超えている。

なめくじ ( なめくじ )

「ネットに巣食う愚かななめくじ」BY点労ぱておにおける温帯の発言(らしい)。 いつのまにあちらの情報もリークされまくりでトマトの増加をしみじみと感じさせる。 いや、なめくじか。
「ネットに巣食う愚かしいなめくじ」だったかも。
拉致事件に関して温帯があぐらで垂れ流したあまりにも配慮のない文に対して ネット各所で上がった批判を伝え聞いての発言らしい。