薬ネット販売規制に怒りの声
医薬品のネット販売規制に反対するシンポジウムの様子が、動画配信サイトにアップロードされて反響を呼んでいる。
医薬品のネットを含む通信販売については、6月1日に施行される改正薬事法で、現在販売されている薬のおよそ7割が販売出来なくなろうとしている。このことに反対する自民・民主の国会議員が超党派で「過剰な医薬品通信販売規制を検証するシンポジウム」を21日に開催。その様子が映像に収められ、Youtubeやニコニコ動画といった動画配信サイトに投稿された。
シンポジウムでは、法律の専門家による「必要最低限の規制の範囲を超え、違憲である」といった見解が述べられたほか、障がい者の方からは「障がい者に大変な負担を強いるもので、自立を妨げる」といった声が上がり、今回の規制に対する強い憤りが見て取れる。また、動画を見た人からは「ネットで買えなくなると不便」「利権構造があるのでは?」などの怒りのコメントが多数寄せられている。
世間一般からの反発も大きく、ネットの反対署名は144万筆を超え、募集されたパブリックコメントの85%が規制反対。施行までに時間はないが、厚労省はこうした声を無視することになるのだろうか。
(秋井貴彦)
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