Hitachi Feature Tool (HGST)によるハードディスクの設定

Hitachi Feature Toolによるハードディスクの設定

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Hitachi Feature Tool(旧 IBM Feature Tool) とは?

HGST(旧 IBMのHDD部門)が提供しているツールで、以下の機能を有しています。

	Enable or disable the read-ahead or write cache.
		キャッシュの有効無効

	Change the drive Automatic Acoustic Management settings to the:
	Lowest acoustic emanation setting (Quiet Seek Mode), or
	Maximum performance level (Normal Seek Mode).
		静音化モードの有効無効

	Change the predefined capacity of the drive.
	This option can be used in situations
	where there is a BIOS limitation and the drive is not recognized.
		BIOSの制限を回避してHDDを認識させる

	Switch the Ultra DMA mode (replaces the IBMATASW utility)
		UDMAモードの切り替え

	Change Advanced Power Mode
	- allows you to change between the lowest power consumption
	and the highest power consumption (maximum performance level).
		電源管理を行う

	Show Drive Temperature
	 - shows the current drive temperature in Celsius and Farenheit.
		ドライブの温度を見る

	Change S.M.A.R.T. Operations
		S.M.A.R.T.をON/OFFする

DTLAシリーズ(Deskstar75GXP)以降に対応しています。

Hitachi Feature Toolの入手

ハードディスクメーカー提供 ハードディスク関連ツールを参照してください。



バージョン情報
	2002年06月に1.40から1.50にUpdateされました。
	2002年11月に1.50から1.60にUpdateされました。
	2003年01月に1.60から1.70にUpdateされました。
	2003年03月に1.70から1.80にUpdateされました。
	2003年XX月に1.80から1.90にUpdateされました。
	2004年01月に1.90から1.92にUpdateされました。
	2004年03月に1.92から1.94にUpdateされました。
	2004年12月に1.94から1.95にUpdateされました。
	2005年01月に1.95から1.96にUpdateされました。
	2005年XX月に1.96から1.97にUpdateされました。
	2005年07月に1.97から1.98にUpdateされました。

以下の内容は1.50のものですが、変更点は対応ドライブの追加が主であり、
操作画面には大きな変化はないと思います。

Hitachi Feature Toolのインストール

起動ディスクを作成しそこから運用しますので、フロッピーディスク(FD)が1枚必要です。
(2005年2月現在、CDイメージが配布されていますので、CDからの起動も可能です)

トラブルを防ぐために予めフォーマット(クイックフォーマットではない)しておいて下さい。
フォーマットの方法はMemtest86でメモリチェックを行うを参照してください。

ダウンロードしたファイルを実行すると、インストールが始まります。







ターゲットはFDなので、
用意したFDを入れたFDD(この場合はA:)を指定します。



FDにインストールが始まります。



国を選択します。



次にキーボードを選択します。



再起動しても良い場合は再起動します。



作成したFDから起動します。

Hitachi Feature Toolをフロッピーから実行する

作成したFDから起動します。
FDから起動するには、BIOSで設定しておく必要があります。
起動ディスクとなっているので、ツールが起動します。



HDDの検索が終わると、下記のグラフィカルな画面に変わります。

矢印キーによる選択と、Enterキーでの決定で進めますが、
マウスを接続していると、マウスでの操作も可能です。

対象HDDが正常に認識されているか確認してください。

この画面ではHDDの詳細情報(Firmware等)を見ることができます。



対象HDDを選択した上で、画面上部のメニュー「Features」から各種ツールを実行します。



	用意されているメニューは下記のとおりです。

	Change Acoustic Level
		静音化

	Change Advanced Power Mode
		電源設定

	Change Cache Settings
		キャッシュ設定

	Change Capacity
		容量設定

	Change S.M.A.R.T. Operations
		S.M.A.R.T.設定

	Change Ultra DMA Mode
		UDMA設定

	Show Drive Temperature
		ドライブ温度を見る

Change Acoustic Level / 静音化

Quiet(静かだが速度低)-Normal(速いが騒音大)の間で設定できます。
Disableで静音設定自体を無効にします。
TESTで実際の動作音を確認できます。



音が気になる場合はQuiet側にするとガリガリ音はかなり消えます。
しかし消えるのはシーク音(ガリガリ音)のみで、回転音(キーンという高音)は消えません。

最近のIBMのHDDはこの回転音が耳に付く傾向にあり、
また、この高音は特に耳に付くのでこれも消したいのですが...

Change Advanced Power Mode / 電源設定

節電するためにはBattery Life側に設定しますが、
初期値(Battery Life側)で問題ありません。



Optionsを選ぶと最大/最小を選ぶことができます。



特に変更する必要はないと思います。

Change Cache Settings / キャッシュ設定

初期値(共にチェック)で良いでしょう。



キャッシュがないとパフォーマンスが落ちます。

Change Capacity / 容量設定

BIOSで大容量のHDDを認識できない場合、
ここを下げることで認識できる可能性があります。



起動時にBIOSを騙せば、Windows上では最大容量で使えることもあるようです。

Change S.M.A.R.T. Operations / S.M.A.R.T.設定

S.M.A.R.T.とは、HDDの不具合をチェックし、
問題が起きそうであれば事前に通知してくれる機能です。

これを有効にし、Norton System Doctor等のS.M.A.R.T.の状態を
取得できるツールを常駐させると良いでしょう。



しかし、最近のIBMのHDDは、何の警告も出さずに突然死することも多いようです。
(S.M.A.R.T.の意味がない...)

Change Ultra DMA Mode / UDMA設定

ここでの設定だけでなく、M/Bの設定やWindowsでの設定もしないと希望のモードにはなりません。



U-ATA100のHDDをU-ATA33のM/Bで使うことはできますが、
問題が起きる場合はここで落としておくと回避できる可能性があります。

Show Drive Temperature / ドライブ温度を見る

ドライブの温度を知ることができます。



あまりに上がる場合は設置場所を見直すか、ファンを付けましょう。
高温での稼動はHDDに悪影響を与えます。

Drive Fitness Testと合わせて、ハードディスクを管理する

ハードディスクを管理するにはDrive Fitness Testも使うことになるでしょう。
Hitachi Feature Toolと同様にしてFDを作成し、運用します。

	Drive Fitness Test の機能

		HDD診断(クイック), HDD診断(アドヴァンスド), 診断を繰り返す

		ブートセクターの消去, 物理フォーマット, 不良セクタの修復

		S.M.A.R.T設定, HDDの情報を表示
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