カウス自論「襲撃犯は慎重、直筆脅迫状はバカ」
自宅に脅迫状が届いた問題で記者会見する漫才師の中田カウス
Photo By 共同 |
漫才師・中田カウス(59)の自宅に脅迫状が届いた事件で、カウスが26日、大阪市中央区の吉本興業で会見した。漫才師・前田五郎(67)の筆跡と酷似しているとされる点に関して「前田さんから数年前まで届いていた年賀状の筆跡が似ていた。家内が気付いた」と話した。一方、同社は同日、前田の筆跡を鑑定した専門家の意見書を大阪府警南署に提出していたことを明らかにした。
なんばグランド花月で2度の舞台に立ったカウスは、その合間に会見。「犯人を特定するのは僕やない」としながらも、送り主へのコメントは痛烈だった。
「送ったのが芸人さんだったとしてですよ」と前置きした上で「脅迫状のどこかに笑いがないか、オチがないかと探してみたんですけどない。これはいたずらじゃなくて嫌がらせやと」と、笑いを取るためのいたずらではないと強調した。
最も痛烈だったのは、1月9日に自身が金属バットで襲撃された事件と脅迫状の犯人は別という持論を展開したとき。「襲撃犯は手袋やフルフェースのヘルメットなどして慎重。直筆で脅迫状を送ったのはバカ」と言い放った。
また、「(筆跡鑑定の結果は)同一人物の可能性が高いと聞いている。僕がいただいた年賀状にも似ていたし、届いた翌日に家内に“前田さんちゃうの?”と言われた。家内はその字を非常にクセがあるから覚えていたんではないか」と説明。前田からの年賀状については「ここ数年は届いていない。読んだら返事をする気にならない内容なので、返信をしたことは一度もない」とし、2人の仲についても「良いとか、悪いとかじゃない。付き合いがない。だから、もめるようなこともない」と話した。
カウスは「この脅迫状報道が盛り上がって終わってしまっては困る。1月9日の襲撃、翌10日の劇場への脅迫電話という本筋へ話を戻してほしい」と襲撃犯らの逮捕を強く要望。「捜査は進展していると聞いている。(6月末の)株主総会までには何らかの報告があると期待している。もうちょっとしたら、はっきりしてくるという感触があります」と15分の会見を締めくくった。
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