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【東京】

合言葉は…盗める=『ピンサロ』 乗り逃げ=『のんちゃん』 タクシー狙い現金盗 容疑で少年5人逮捕

2009年5月27日

 タクシー内から現金などを盗んだとして、警視庁少年事件課と西新井署は二十六日、窃盗の疑いで、足立区に住む十五−十七歳の配管工や高校生の少年五人を逮捕したと発表した。

 少年らはタクシーの車内で運転手の現金袋を盗めると判断すると、盗みを意味する「ピンサロ」という合言葉を使って犯行に及び、盗めないと判断した時は乗り逃げを意味する「のんちゃん」という合言葉で、降りる際に現金を支払わずに逃げていたという。

 五人のうち四人の逮捕容疑は、三月十七日午前三時五十分ごろ、同区谷在家三の路上でタクシーを降りる際、助手席の少年が金を払うふりをしたすきに、後部座席の別の少年が現金五千五百円入りの男性運転手(57)の手提げ袋を運転席のわきから盗んだとされる。

 残る一人は同日午前三時十五分ごろ、同区内の路上に停車中の別のタクシーから運転手のポシェットを盗んだとされる。

 同課によると、五人は同じ中学出身の遊び仲間。全員「簡単に金が盗めておもしろいと聞いた」と容疑を認めており、同様の犯行を繰り返していた旨の供述もしているという。

 同署管内で今年一−三月、タクシーから現金などが盗まれる事件が十一件発生し、総額約三十万円の被害が出ており、同課は少年らの犯行の可能性があるとみて調べている。

 

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