東広島市の広島少年院(佐藤公昭院長)で教官が収容少年に暴行を繰り返していたとされる問題で、広島矯正管区は22日、中間報告を発表した。これまでは教官4人が関与していたとしていたが、他にも数人が関与していると明らかにした。同矯正管区の横山和洋第一部長は「異常事態だ」と話した。
中間報告によると、暴行のほとんどは職歴20年のベテラン教官と新人教官3人が行っていたが、他にも数人の関与が裏付けられたという。しかし、具体的な人数や暴行が始まった時期、暴行が繰り返された原因などは「調査中」と述べるにとどまった。最終報告の時期は未定という。【寺岡俊】
毎日新聞 2009年5月23日 10時14分