がんばれファイターズ
菊地 流れ渡さぬ好救援
(05/17 08:40)
六回途中から救援のマウンドに立ち、1回2/3をぴしゃりと抑えた菊地(中村真大撮影)
首位を走る日本ハムと8連敗中のオリックス。この日は日本ハムがブルペンの力を見せつけた。
ぴりっとしない先発の藤井が六回途中に1点差に迫られて降板したが、一死一塁で救援した菊地が好投。145キロ前後の直球とフォークで一輝と大引を内野ゴロに仕留め、ピンチを脱した。
続く七回も三人でぴしゃりと抑え、オリックスに傾きかけた流れを引き戻した。「菊地はパーフェクトやったね。追加点をとられたら危ないところで、嫌な流れをぴたっと止めてくれた」と梨田監督も手放しでほめた。
5点差で迎えた九回に宮西が3連打で1点を返されると、武田久が登場。3連投の守護神は2球でフェルナンデスを投ゴロにきって取り、連日のセーブで試合を締めた。
「(九回の前に)一回肩をつくって準備していたので、問題なかった。3連投は全然大丈夫」と武田久。
菊地は今季、ここまで16試合に登板し、13試合が無失点。武田久に至っては開幕から16試合に登板し、いまだに自責点がゼロ、防御率0・00という快投が続いている。
厚沢投手コーチは「久は昨年よりもずっといい。自信をもって投げている」と信頼を寄せる。
接戦になっても救援陣がしっかり試合をつくり、対オリックス戦は5連勝。5カード連続の勝ち越しで、貯金を2年ぶりの2けたにのせ、日本ハムの強さがいよいよ本物になってきた。
(森川 潔)
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